2016年07月06日

2016年を振り返る〜1月リリース編〜

 今年もはや半年経ちました。上半期を振り返る企画が各所で行われています。昨年は定石通りにベストソング30曲、ベストアルバム20作を選びましたが、今年はその前にまだレビューしていないアルバムを中心に、総集編的な振り返り企画を立てて書いていく形にします。6月24日発売分のアルバムは7月中旬頃を予定しているので、最終的に上半期の振り返りが完成するのは7月20日頃になりそうですが…。また7月以降上半期のアルバムについてあらためて書く可能性もありますが、その際は当該記事に随時追加という形になります。1ヶ月毎に記事を作り、毎週ごとに振り返る形式になります。それではどうぞ。

〜1月1週(1月6日発売分)〜
Little Glee Monster『Colorful Monster』
Colorful Monster(初回生産限定盤)(DVD付) - Little Glee Monster
Colorful Monster(初回生産限定盤)(DVD付) - Little Glee Monster
 レビュー済。今の若さだからこそ作れるアルバムと同時に、もう少し攻めても良かったと思える内容。もちろん歌唱力は素晴らしく、特にカバーアルバムは満点の出来。

MISIA『LOVE BEBOP』
LOVE BEBOP(初回生産限定盤) - MISIA
LOVE BEBOP(初回生産限定盤) - MISIA
 レビュー済。歌唱力だけでなく、歌の世界の広さを感じさせる名盤。

上坂すみれ『20世紀の逆襲』
20世紀の逆襲(初回限定盤A)(Blu-ray Disc付) - 上坂すみれ
20世紀の逆襲(初回限定盤A)(Blu-ray Disc付) - 上坂すみれ
 非常に濃い世界観で構築されたアルバム。初心者にはハードル高いような気もしますが、ハマれば間違いなく虜になりそう。声優としてもかなり濃いキャラクターを見せているようです。

チャラン・ポ・ランタン『女の46分』
女の46分(CD+BD) - チャラン・ポ・ランタン
女の46分(CD+BD) - チャラン・ポ・ランタン
 2分〜3分台の曲がテンポよく並ぶアルバム。昭和初期の音が時を経て21世紀の新しい音楽に昇華している印象。アップテンポの速い曲はEGO-WRAPPIN'を彷彿とさせるものあり。現状他にあまり似た音楽をメジャーレーベルで聴かないので、そういう意味では今後さらに注目すべきアーティスト。とても良く出来た作品です。

ビルボードチャート注目曲
BOYS AND MEN「BOYMEN NINJA」(1位)
ベイビーレイズJAPAN「走れ、走れ」(47位)

 ボイメンは曲というより今年のブレイク候補として。ベビレは安定した名曲でした。


〜1月2週(1月13日発売分)〜
ゲスの極み乙女。『両成敗』
両成敗(初回生産限定盤) - ゲスの極み乙女。
両成敗(初回生産限定盤) - ゲスの極み乙女。
 レビュー済。不倫騒動で正当な評価がしにくくなっていますね。作品自体は前作『魅力がすごいよ』同様大変よく出来た作品ですが、曲数の多さはちょっと気になりました。

ゆず『TOWA』
TOWA (通常盤) - ゆず
TOWA (通常盤) - ゆず
 レビュー済。これまでの彼らのアルバムでもかなり前衛的な内容に仕上がっています。

ビルボードチャート注目曲
怒髪天「セイノワ」(77位)
 この週はあまり印象に残る曲なかったですね。


〜1月3週(1月20日発売分)〜
東京カランコロン『NOON/MOON』
noon/moon(2CD+DVD) - 東京カランコロン
noon/moon(2CD+DVD) - 東京カランコロン
 レビュー済。元々の編成に加え、コンセプトにも長けた個性的な作品でした。

NakamuraEmi『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』
NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST【CD】 - NakamuraEmi
NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST【CD】 - NakamuraEmi
 オフィスオーガスタ所属の新人・1stアルバム。諸々の音楽を全て生音にまとめあげて歌い上げる内容は大変聴き応えある作品。ギターを弾きながらというより、曲によってはかき鳴らしながら歌うという表現がしっくりくるボーカル。独特な力強さを感じさせる彼女の声は、久しぶりに出逢った感覚でしょうか。個性派ミュージシャンとして早くも強いインパクトを放っています。今後のオーガスタを担う存在として、期待できそうです。
 
ビルボードチャート注目曲
夢みるアドレセンス「舞いジェネ!」(10位)
植田真梨恵「スペクタクル」(76位)

 OKAMOTO'S提供の夢アドの曲がなかなか掘り出しモノでした。彼らも自分たちのバンドより提供曲の方が売れている状況になりつつありますが…。


〜1月4週(1月27日発売分)〜
・GLIM SPNAKY「ワイルド・サイドを行け」
ワイルド・サイドを行け(初回限定盤)(DVD付) - GLIM SPANKY
ワイルド・サイドを行け(初回限定盤)(DVD付) - GLIM SPANKY
 5曲入りのミニアルバム。女性ボーカルと男性のデュオは初期のSuperflyを思い出しますが、楽曲についてもまさしく同様の印象でした。逆に言うと今のSuperflyとはまた違う上に似たようなタイプは現状いないので、その点ではしっかりとした個性を見せている作品でもあります。

ビルボードチャート注目曲
GLAY「彼女はゾンビ」(7位)
Suchmos「STAY TUNE」(18位)
KRD8「NEVER ENDING STORY」(36位)
MICHI「Checkmate!?」(54位)
鈴木このみ「Beat your Heart」(67位)
fhána「虹を編めたら」(80位)
がんばれ!Victory「青春!ヒーロー」(94位)

 アニソン関連で注目作が多い週でした。この中で特に屈指の出来、という作品はあまりなかったですが…。新顔と言っていいMICHI、あらためて知った形のfhána、姫路のアイドルという狭いコンセプトが面白いKRD8、そしてセンスの良い音楽のSuchmos辺りが気になる存在だったでしょうか。

posted by Kersee at 23:03| Comment(0) | アルバムレビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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