関ジャニ∞30作目のシングルが順調かつ順当に首位獲得。オリコン初動は27万枚、相変わらず強いです。最近では大倉忠義の熱愛報道が話題になっていますが…。CDデビュー13年目、グループ最年少である彼も既に31歳。SMAPより前ならとうにグループを解散している年齢です。平成の時代、ジャニーズのグループは多くのグループが余裕で活動期間10年を超えるようになりました。それと同時に高齢化も進んでいて、平均10代の有名どころはいまやSexy Zoneしかいません。近年デビューしたジャニーズWESTやA.B.C-Zも20代が中心、1990年代〜2000年代生まれのジュニアにとってはデビューまでのハードルが年々高くなっています。むしろデビューしてからも上が解散しないので台頭するのが難しくなっています。年始のSMAP関連の報道などで事務所の体質の古さが年々露呈していますが、大丈夫なんでしょうか。なお今回の曲は”夏のツアーを盛り上げるお祭りソング”ということらしいです。
2位 ナオト・インティライミ「Overflows〜言葉にできなくて〜」
本来の彼の路線は「カーニバる?」に代表されるアゲアゲ系だと思うのですが、記憶に残るヒットは「今のキミを忘れない」を筆頭とするバラード。今回の曲は後者の典型。したがっていつもより浮動票が多くレコチョク1位、セールス要素2位になっています。CX系『痛快TV スカッとジャパン 胸キュンスカッと』テーマソング。イマイチどんな番組なのかHPを見てもよく分からないのですが、月曜8時に放送されているその番組から知ってダウンロード、という人が多いみたいです。
3位 IDOLiSH7「NATSU☆しようぜ!」
ラブライブ!、アイドルマスターの次はいよいよこのアイドリッシュセブンシリーズがトレンドになるのでしょうか。あるいはうたプリ辺りに続く形と言った方が適当でしょうか。公式はYoutubeでアップされてないですが、非公式で聴く限りジャニーズ以上に爽やかで分かりやすい夏ソング。今年この時期でちょうど1周年ですが、その短い歴史以上の勢いがあるようです。
4位 EXILE ATSUSHI「Beautiful Gorgeous Love」
23位 EXILE ATSUSHI「糸」
年々ATSUSHIさんはEXILEよりソロ活動の方がメインになっていますね。初期メンバー唯一の生き残りですが、完全にソロのみに移行する日も近いかもしれません。ジャジーな6/8テンポを基調とした聴かせるバラード。よくよく考えれば21世紀初頭・CHEMISTRYをはじめとする男性R&B勢の生き残りでもあるんですよね。聴かせる名曲とはまさにこのことを指す、といった感じでソロワークの中でも最高傑作と言えるのではないでしょうか。なおカップリングの「糸」も23位にランクイン、こちらはセールス要素11位のみで上位に食い込む形。レコチョクに至っては3位でした。皆さんどれだけ「糸」好きなんでしょうか…。
6位 Suchmos「MINT」
先々週楽曲についてはレビュー済、CD発売が集計される初週になります。と言ってもそちらの方は19位ですが(オリコン14位、レコチョクは50位圏外)。ランキングを押し上げる形になっているのはやはりラジオオンエアで、見事1位につけています。既に通な音楽ファンには根付いた存在になりつつあるので、今後の課題は一般層への広がりになるでしょうか。そこに彼らの名前が根づけば、いよいよ国民的バンドとして認識される形になるのだと思います。
7位 刀剣男士team三条 with 加州清光「キミの詩」
アニメファンと男性声優ファンと歴女をターゲットにしたゲーム『刀剣乱舞』内ユニット、”刀剣男士team三条 with 加州清光”形態のシングルは2作目になるようです。美しい旋律で聴かせるバラード。オリコン初登場3位、枚数はIDOLiSH7の2倍くらいでかなりの数字なんですが、Twitterの話題度で大きく差をつけられている状況のようです(刀剣25位、アイドリッシュ6位)。
12位 UNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」
88位 UNISON SQUARE GARDEN「mix juiceのいうとおり」
アルバム『Dr.Izzy』発売を記念して、過去の彼らのPVが期間限定で全曲フル公開されました。一番再生回数が多かったのは勿論「シュガーソングとビターステップ」で、最終日には250万ほどの再生数だったと記憶しています。Youtubeの再生回数は堂々の1位、おそらくブッチギリだったのではないでしょうか。アルバムからは「mix juiceのいうとおり」がランクイン、こちらもショートVer.が公開されています。楽曲もさることながら、演奏を上から撮影したPVも大変高ポイント。アルバムも非常に楽しみになりました。
15位 ロッカジャポニカ「教歌SHOCK!」
スタダ所属アイドルのメジャー2ndシングル。デビュー曲「ワールドピース」は正統派でしたが、こちらはスタダ版・21世紀版の「勉強の歌」を目指したようなナンバー。わざわざCDも”国語盤””数学盤””理科盤””社会盤””英語盤”という徹底ぶり。妙にインパクトのあるメロディー、実にうまく作られた歌詞の構成。これぞスタダアイドルと呼ぶにふさわしい飛び道具っぷりで、おそらく今後代表曲としてまず一番に紹介される曲になること確実でしょう。オリコン5位でセールス要素9位、それ以外の要素はやはり弱いですがそれでもビルボードでは前作49位より大幅アップ。出世作になりそうです。
17位 Aimer「insane dream」
今作はアニメタイアップではないですが、なんとONE OK ROCKのTakaが楽曲提供・プロデュース・コーラス参加。「us」との両A面で、そちらはTK from 凛として時雨作品。急に制作メンツが恐ろしく豪華になっています。楽曲はそのまま、ワンオクが歌っても何ら違和感ない迫力ある作品。Aimerのボーカルとの相性も抜群。ちなみに来月発売の「蝶々結び」はRADWIMPSの野田洋次郎楽曲提供。次に発売されるであろうアルバムの顔触れが凄いことになりそうです。
19位 TUBE「RIDE ON SUMMER」
活動31周年、「シーズン・イン・ザ・サン」から30周年。この長さでもオリコン11位、固定ファンの確かさがしっかりと表れていますね。楽曲のYoutube公開は後日になるでしょうか。
20位 AK-69「With You〜10年、20年経っても〜」
J-HIP HOPの第一人者が歌うラブバラード。かなりスケールの大きい内容に仕上がっているようです。
22位 ゴスペラーズ「GOSWING」
北山陽一の脳腫瘍が心配されますが今年3月に活動再開。ヒットしなくなってからチェックする機会が個人的に減っていますが、この曲はものすごく鮮やかでカッコ良い内容。コーラスだけでなくちょっとした振り付けまで入っています。ライバルはV6辺りでしょうか。結成は1991年なのでそこから今年で25周年。あらためて再評価されてほしいグループです。
27位 B-PROJECT「鼓動*アンビシャス」
アニメ『B-PROJECT〜鼓動*アンビシャス〜』オープニングテーマ。ここ最近多い男性アイドルモノですが、なんと総合プロデュース西川貴教、企画・原作を志倉千代丸が担当という顔触れ。一応主人公は女性マネージャーらしいのですが。楽曲も作詞西川貴教、作曲志倉千代丸というクレジット。果たして今期夏アニメの台風の目になれるのでしょうか。
30位 KEVIN(from U-KISS)「Make me」
U-KISS・KEVINの初ソロシングル。カッコ良いですね。
31位 飯田里穂「片想い接近」
徳間からは2作目のシングル。切ないラブソングですが、なんと作詞が大槻ケンヂ。全くそんな感じがしません。
32位 ワルキューレ「僕らの戦場」
50位 ワルキューレ「GIRAFFE BLUES」
54位 ワルキューレ「Walkure Attack!」
56位 ワルキューレ「AXIA〜ダイスキでダイキライ〜」
『マクロスΔ』のワルキューレ1stアルバム『Walküre Attack!』は今週オリコンアルバム2位を記録しました(1位はドリカムの裏ベスト)。それに伴い収録曲も多くランクインしています。特にmoraではTOP10にこの4曲がランクイン、アルバムは通常音質とハイレゾでワンツーフィニッシュ。正直『マクロスF』ほどの勢いは感じられないですが(当時とは違って他アニメも多く目立っているという環境もあります)、楽曲の良さはトレーラーを聴いても十二分に保証されていることは間違いなさそうですね。
44位 くるり「琥珀色の街、上海蟹の朝」
ミニアルバム収録曲。オフィシャルでのPV公開はまだのよう(作られていないのかもしれないですが)。非公式で聴く限りでは、なんとラップミュージック。演奏はそれこそSuchmosやceroが奏でそうなテイストです。くるりがこういう曲をやる、という点で大きな意味がありそうですね。
46位 SE7EN「RAINBOW」
2年半ぶりのシングルだそうです。大変爽やかなテイスト。オリコンでは週間8位ですが他が余程伸びていないのでしょうか、全体ではかなり低い順位になってしまいました。
64位 家入レオ「Brand New Tomorrow」
ニューアルバム『WE』収録曲の「Brand New Tomorrow」は映画『ペット』のイメージソングになっています。これまた昨年までの彼女にはなかったような爽やかポップソングで、すごく良いです。それだけにCDアルバムのセールスが伸びず6位止まりなのが大変意外だと思っているところです。もっともmoraではワルキューレ、ドリカム裏ベストに続くダウンロード数を記録。iTunesでは伸びていないようです。その内容については7月末あるいは8月中にレビュー予定。
68位 まなみのりさ「真夏のエイプリルフール」
キャリアは今年で結成10年目、アクターズスクール広島出身の実力派なんですがここまでかなり苦労しています。3年前の『まみりサンダー』はかなり力作で良い作品だと思ったのですが…。今作は良質なメロディーに裏打ちされた、実力派を感じさせる等身大ポップス。あまり派手さはないですが、その分楽曲にしっかり力が入っていると思わせるには十二分の内容。良いのではないでしょうか。
69位 Shout it Out「青春のすべて」
ポニーキャニオンからのメジャーデビュー曲。中高年オススメのロックバンドですが、フェスで踊るタイプではなく歌詞で響かせるタイプのようですね。音は全く違いますが、楽曲と活動の方向性はback numberに近いものを感じます。メジャーデビューという初々しさが歌詞に説得力を持たせている印象もありますね。バンド以上に周りのスタッフが敏腕揃いなのかもしれません。いずれにしても来年再来年には名前を見る機会が相当増えること間違いないでしょう。要注目のバンドです。
74位 GLIM SPANKY「怒りをくれよ」
『ワイルド・サイドを行け』が今年上半期に話題を呼んだユニット、早くも7月20日に2ndフルアルバム『Next One』が発売になります。一足お先に先行配信された「怒りをくれよ」はなんとアニメ『ONE PIECE FILM GOLD』主題歌という強力タイアップ。地に足ついた演奏のロックミュージックは、やはりどこか初期のSuperflyを彷彿させるものがあります。
93位 植田真梨恵「ふれたら消えてしまう」
ルックスも優れていて歌唱力もあり、ポップな雰囲気の楽曲も大変好印象。PVも爽やかさを実にうまく演出しています。ですがセールスはオリコン週間32位。レーベルがGIZAじゃなくてソニー辺りだったら絶対アニソンタイアップなどをキッカケにして今頃10位〜20位前後には確実に入るシンガーになっているはずなんですが…。ただレーベルに恵まれなくても着実にステップアップしている例は黒木渚辺りもいますし、まずは地道にこの曲のような良質なポップスを発表して欲しいところですね。
94位 むすびズム「マエヲムケ!」
FUJIYAMA PROJECT JAPANからこの曲でデビュー。所属事務所は中田ヤスタカ、きゃりーぱみゅぱみゅが所属しているアソビシステムでなかなか強いです。作詞の沢田チャレンジの方がメンバーよりPVで目立っているように見えるのは気のせいでしょうか。楽曲は基礎がしっかりしているメロディーに裏打ちされた前向きソング。なかなか良いです。今後伸びる可能性も十分あるのではないでしょうか。
95位 HY+BIGMAMA「シンクロニシティ」
HYとBIGMAMAのコラボアルバム『Synchronicity』のタイトルナンバー。セールスは24位でかなり振るわない形ですが、楽曲は爽やかポップス。特にHY視点でみるとバイオリン辺りは完全に新しい要素なので、大変新鮮です。