メンバーである加藤シゲアキも出演するNTV系土9ドラマ『時をかける少女』エンディングテーマ。このドラマは五輪の兼ね合いもあって、異例の全5回放送らしいです。このシリーズは実写映画3回・アニメ映画1回・テレビドラマ化は今回で5回目だそうです。ちなみに筒井康隆が書いた原作の初版は50年近く前のこと。これだけリメイクされる作品も滅多にないのではないでしょうか。NEWSにとっては今作が記念すべき20枚目のシングル。「NEWSニッポン」が2003年なのでもうひと昔前のこと。全然ベテランっぽさを感じないのは、メンバーの現象があったからでしょうか、あるいは上のジャニーズ勢がつっかえすぎなせいでしょうか。
2位 EXILE THE SECOND「YEAH!! YEAH!! YEAH!!」
EXILEの2009年加入組5人のユニット、通算3枚目のシングルになります。こちらも冷静に考えれば8年目なので定着して久しいはずなのですが、やはりATSUSHIとTAKAHIROのイメージが強すぎるせいか若手感ありあり。楽曲は夏を彩るノリノリのダンス&パーティー・チューン。このユニットは来月もシングルリリースを予定しているようです。なおオリコンの売上はNEWSの半分ほどですが、配信も入れたセールス要素では彼らを上回る1位を記録しています。
3位 水樹奈々「STARTING NOW!」
34枚目のシングルは「POP MASTER」方面の明るいポップソング。楽曲の雰囲気は90年代前半のガールズポップ、掛け声の入れ方はどちらかと言うとLiSAの作風に近いです。良い曲なんですがちょっと彼女が歌うシングル曲としては意外な内容という感もあります。これまた本人も声優として出演しているアニメ『この美術部には問題がある!』オープニングテーマ。さすがにこの人は数多くなった声優歌手の先駆け的存在、紅白歌合戦も連続出場が途切れるくらいになっているので結構なベテラン感ありますね。
4位 西野カナ「Have a nice day」
今回の集計週に発売されたアルバム『Just LOVE』収録曲。アルバム曲としては異例の上位ランクイン。配信のみ集計されるセールス総合で4位、レコチョクではやはり1位でした。『めざましテレビ』のオープニングテーマ、歌詞だけでそれだとはっきり分かるプロの仕事。
5位 YUKI「ポストに声を投げ入れて」
『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧のマギアナ」』主題歌。ゆったりとしたリズムは相変わらずの彼女らしさですが、歌声はいつも以上に優しさが表れているような気がします。オリコンは9位止まりですがセールス要素6位、それ以上にラジオオンエア4位が順位を高く押し上げています。
10位 アルスマグナ「サンバDEわっしょい! feat.九瓏幸子」
2.5次元のアイドル・アルスマグナが小林幸子の力を借りた作品。リオ五輪を意識したようなサンバがテーマ。非常に分かりやすいです。セールス要素5位、Twitter41位でラジオやCDリッピングは圏外。ただニコ動の動画におけるコメント数は相当多いのではないでしょうか。
14位 B.A.P「FEEL SO GOOD」
日本でのシングルは約2年ぶり。夏の爽やかさとクラブっぽさが両立しているダンスナンバー。サビのメロディーはなんかミント系のお菓子のCMに採用されていそうな感じもあります。
15位 ASIAN KUNG-FU GENERATION「ブラッドサーキュレーター」
アニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』オープニングテーマ。アジカンというビッグネームなんですが、その割にセールス・ラジオオンエアともに伸びていない印象があります。特にオリコン13位止まり・ラジオオンエア19位止まりなのはかなり意外でした。楽曲は硬派なロックミュージック。確かに「リライト」みたいな分かりやすさはないですが、バンド演奏の真髄を楽しむならむしろこういう曲の方がオススメ。
17位 SPYAIR「THIS IS HOW WE ROCK」
硬派ロックといえばこの人たち。こちらはオリコンだと8位でYUKIやアジカンを上回りましたがセールス要素は20位。確かにレコチョクだと47位止まりで、配信が伸びていません。今回はサビに関して言えばいつも通りですが、Bメロ辺りはミクスチャー色がかなり強いですね。間奏のギターソロをメインにした演奏は、体を揺らすだけでなく聴かせる音楽としても十二分の出来、良い内容に仕上がっているのではないでしょうか。
21位 DRAMATIC STARS & High×Joker「夜空を煌めく星のように」
アイマス男性版の楽曲。星をテーマにした楽曲は鉄板、ということがよく分かるナンバー。
24位 欅坂46「世界には愛しかない」
8月10日リリースの2ndシングルがYoutubeでフルver.公開されました。今回も最初からオーラ全開で、「サイレントマジョリティー」ばりかそれ以上の名作に仕上がっています。Aメロを語りで成立させる構成は案外過去にあまりない試みですし、何より風車をバックに広々と踊るサビの絵が素晴らしすぎます。メロディーも全体的に言うことなしの内容で、おそらく年単位で見る楽曲のクオリティーは2010年か2011年のAKB48並みかそれ以上でしょうか。リリース直前となるTOKYO IDOL FESTIVALはおそらく最大級のプロモーションになることでしょう。もう2016年を語るには外せない存在になっています。
51位 WANIMA「ともに」
8月3日リリース、待望の2ndシングルのPVがアップされました。8×4のCMソングは彼らのルックスだけで考えると全く合わないはずなのですが、楽曲にすると見事にマッチしていると思わせる不思議。昨年のアルバム『Are You Coming?』収録曲も含めて、メロディーの作り方が抜群にうまいです。それに明快な歌詞と、歌い方もかなり”はっきり”を意識しているように感じますね。この曲もおそらく今年の夏の代表曲として欠かせないナンバーになるのではないでしょうか。
66位 N.Flying「Endless Summer」
K-POPバンドの日本2ndシングル。これもまた爽やかな夏ポップ。
81位 LILI LIMIT「Living Room」
キューンミュージックからのデビューEP『LIVING ROOM EP』リード曲。男性3人組+女性2人組の構成はサカナクション、ボーカルの声質と楽曲はandropに近いでしょうか。この曲は基礎に裏打ちされた演奏もしっかりしていて完成度高いですが、その中でもイントロから終始響き渡るキーボードがすごく良いアクセントになってます。デビュー曲ながらかなりメジャー感があって、ひとつ強いタイアップが決まればすぐ武道館クラスまで到達すると思います。ただやはり今後構成的にサカナクションとかなり比較されるのはほぼ間違いないので、そこをのり超えることが出来るかどうかが大きなカギになりそうな気もします。
98位 清竜人25「アバンチュールしようよ」
アイドル方面では常に話題を提供している存在だと思うのですが、ビルボードにするとこの順位の低さ。この人はソロ時代から才能と評価の高さの割にセールスが結びつかないといいますか…。どうしてなんでしょうか。この曲はこれまでと比べると聴かせる方向に注力していて、一言でいうと”アバンチュール”を意識した内容。PVも”男性にとって夢のような世界”をしっかり表現しています。良いのではないでしょうか。