2017年07月01日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2017年7月3日付

1位 米津玄師「ピースサイン」

 接戦の末、セールスで優位に立つジャニーズWESTをラジオ・動画でかわして1位獲得。ハチという名前で同人音楽界に現れて以来8年間、今日まで絶えずファンの数を伸ばしています。全国ツアーはもうホールの一番広い会場がメインのクラス、アリーナ単独公演も見えてきました。
 今作はアニメ『僕のヒーローアカデミア』OPテーマ。これまでの彼の作品の中で一番キャッチーで、王道J-POPでしょうか。クセがなく聴きやすいサウンド、でも歌詞は誰しもが直面している人間の苦悩を感じさせるような。良い曲です。個人的にはサビ7小節目辺りの音が特に好きですね。

3位 アンジュルム「愛さえあればなんにもいらない」

 「ナミダイロノケツイ」「魔女っ子メグちゃん」とトリプルA面。先日新メンバー2人の加入が発表されましたが、この曲はまだ8人体制(休止中の一名除く)。EDMを基調とした編曲に社交ダンス風の振り付けも存在、ゴージャスな雰囲気。スマイレージの頃には考えられなかったような楽曲です。℃-uteが解散してモー娘。を除くと彼女たちが完全にハロプロ一番手、そのオーラを感じさせるナンバーでもあります。

6位 ゆず「カナリア」

 『NEWS ZERO』テーマソング、今回はEP「謳おう」収録曲の一つとしてランクイン。デビュー初期と比べて違うのは当然として、2010年前後の楽曲とも全く違う雰囲気。デビュー20周年を迎えて、また別の新しい色を出している感があります。

21位 内田真礼「+INTERSECT+」

 5thシングル。ZAQ提供のポップで聴きやすいナンバー。ちなみにカップリングは上坂すみれとのコラボ作品になっているようです。

27位 ワンダーウィード「六等星」

 3rdシングル。リリースするたび94位→48位→27位、ビルボードでも着実に順位を上げています。5人組アイドルですが、楽曲はメロディーがかなりハッキリしているややポップ寄りのガールズロック。デビュー当時フォロワー3ケタのtwitterも今見ると約2500、メンバー個人では一番人気で7000ほど。赤坂BLITZワンマンでは800を埋めたそうで、着実に勢力を拡大しているようです。

36位 じぇるの!「MI☆RA☆I☆へ!!」

 こちらも3rdシングル。こちらはストーリー性も感じさせる、アイドルソングらしいアイドルソング。間奏・イントロの休符にインパクト。

43位 predia「ヌーベルキュイジーヌ」

 prediaとワイン、コンセプトに大変よく合っています。大人っぽさと適度な色気、そしてやっぱりメインボーカル・湊かなえの歌声。これまでの楽曲と比べても抜群のインパクトを誇る、彼女たちの代表曲になることを予感させる名曲に仕上がっています。間違いなく、もっと広い層に知られて欲しいグループです。

85位 Alfred Beach Sandal + STUTS「Horizon」

 アルバム『ABS+STUTS』収録曲、ラジオオンエア2位。所謂スペシャミュージックが好きそうなシティポップですが、大人っぽさと子どもっぽさが混在しているようなボーカルの声が絶妙です。

99位 RIRI「RUSH」

 AIが絶賛したという17歳のソウルシンガー。1990年代後半には彼女みたいなシンガーが多数登場しましたが、今の時代にはかなり久々ですね。単純に聴いていてすごく気持ち良い歌声。大きく育って欲しい、と強く感じさせる存在、今後がすごく楽しみなシンガーです。



posted by Kersee at 23:33| Comment(0) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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