6月最終週、今年上半期ラストの1位は嵐。大野智主演映画『忍びの国』主題歌。アルバムも今週は関ジャニ∞『ジャム』が大きな話題になった上で1位、ジャニーズが締める形になりました。映画興行収入ランキングでは初登場2位で悪くないスタート。ただオリコン初動枚数は前作「I'll be there」に続けて39万枚、高水準であるとは言えやはり以前と比べると少し勢いが落ちているような気もします。昨年の紅白歌合戦では初の大トリでしたが、その実メドレーで選ばれた楽曲は2016年の曲ではありませんでした。考えてみればメンバーも30代、結婚などの噂もチラホラ出ています。活躍は勿論まだまだ続くと思いますが、2010年代前半ほどの勢いとなると今後はどうでしょうか…。
2位 EXILE THE SECOND「Summer Lover」
爽やかな夏ソング。声質は全く違いますが、「Carry On」「SUMMER TIME LOVE」などを思い出させる部分もあります。シングルはこの1年間で5枚リリース(昨夏が3ヶ月連続でしたが)、本体が活動休止中なので来年まではこちらの活動に注力しそうです。
3位 TWICE「TT」
動画再生数は以前から多く、HOT100以内にはずっとランクインしていましたがこのたびアルバム『#TWICE』でついに日本デビュー。K-POPですがメンバーには日本人も台湾人もいてワールドワイド。他の曲も軒並みランクインしていますが、果たして2010年の少女時代・KARAばりのブームになるでしょうか。この曲は強いキャッチー性よりも、楽曲全体の雰囲気とメンバーのかわいさで攻めている印象があります。果たして年末にはみんなが知っているような存在になるのでしょうか。いずれにしても、K-POPでは久々にファン以外にも広く知られるグループ・曲になりそうな予感はしますね。
5位 SEKAI NO OWARI「RAIN」
ジブリ映画『メアリと魔女の花』主題歌。CDセールスの集計は来週からですが、先行配信は先週分から集計されています。優しい声とメロディーが非常に印象的なバラード。聴いていて癒されます。セカオワブームも随分前になりましたが、毎年素晴らしい曲を送り続けるという点ではずっと変わりありません。今年の中でも上位に入る曲になりそうです。
6位 SUPER★DRAGON「ワチャ-ガチャ!」
安定のEBiDAN。なんだか女性アイドルよりリリースが多い印象もあります。この曲は割とカッコ良いを前面に出したサウンドでしょうか。
7位 まねきケチャ「どうでもいいや」
昨年から話題になっているアイドルですが、この曲でユニバーサルミュージックからメジャーデビュー。元々は5人組ですが体調不良で1人脱退して、4人でのスタート。「きみわずらい」「タイムマシン」もそうでしたが、この曲もメロディーと言葉がハッキリしている聴かせる作品。サビ後半以外全てソロパートで構成されている部分に大きな強みを感じます。金髪の藤川千愛ちゃんは以前にも書いた通り、特に段違いの歌唱力ですが他メンバーの声もなかなか。多くいる女性アイドルグループの中でも、一番知名度が大きく広まる可能性もありそうです。今後にますます期待。
8位 ゆず「愛こそ」
2週連続リリース、EP『4LOVE』収録曲。サンバを基調にした明るい夏らしい楽曲。
28位 SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle & Gemie「gravityWall」
アニメ『Re:CREATORS』OPテーマ。安定のカッコ良さ。
45位 Leola「コイセヨワタシ。」
映画『兄に愛されすぎて困ってます』挿入歌。LDH所属、そういえばこの映画の相手役はGENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバー。R&B特有のカッコ良さに爽やかさが加わったような楽曲で、良いクオリティ。
54位 むすびズム「キミに夢CHU XX」
3rdシングル。ここ数年名前を見る機会が増えた彼女たちもFUJIYAMA PROJECT所属。ハッキリとしたメロディーと、シンセサイザー主体の編曲は近未来的な懐かしさ。ゆったりとしたリズムも独特の心地良さがあって、クセになります。
90位 徳永英明「バトン」
デビュー曲「レイニーブルー」を思い出させる歌い出しのメロディー。彼らしい聴かせるバラード、言葉が直に伝わる内容に仕上がっています。