
WIFE(CD+DVD)(初回限定盤) - 清 竜人25

WIFE(通常盤) - 清 竜人25
1.愛してる キスしたい Hしたい ☆
2.My Girls(2016.11.9 Sg.)
3.アバンチュールしようよ(2016.7.13 Sg.)
4.25 ☆
5.Christmas Symphony
6.Sundayはわたしのモノ(2016.11.9 Sg.)
7.Coupling(2016.7.13 Sg.)
8.マリッジブルーを抱きしめて
9.マイ ワイフ イズ アイドル ☆
10.ねえねえ...(2016.3.2 Sg.)
11.LOVE&WIFE&PEACE(2016.3.2 Sg.)
2枚目にしてラスト、一夫多妻制ユニット・清竜人25の集大成となるアルバム。一昨年11月リリースの前作『PROPOSE』は素晴らしい内容のアルバムでしたが、確かに楽曲のバリエーションは意外と多くない印象もありました。ただそれでも、こんなに早く解散の運びになるとは思っていませんでしたが。
いきなり男の欲望丸出しの「愛してる キスしたい Hしたい」で始まる構成が良いですね。今回のアルバムのリード曲でPVも作られていますが、即ちこれがPVとしては最後の作品。これを見ただけで、清竜人25が最後まではっきりとしたテーマで一貫したユニットであることが、あらためてよく分かります。「My Girls」「アバンチュールしようよ」とシングル表題曲が続く序盤、ブレはありません。多幸感に支配されたミュージカルに等しい空間が、楽曲中に広がっています。
「25」はこれまでの清竜人25の足跡を歌にしたような楽曲。特に応援していたファンにとっては感じ入る部分も多いナンバーで必聴。「Christmas Symphony」は文字通りのクリスマスソングですが、楽しさよりも思い出を語る歌詞にこのアルバムがラストであることをあらためて思わせます。「Sundayはわたしのモノ」は歌詞以上に80'sっぽい音色が特徴的でしょうか。一気に盛り上げる序盤と比べると、案外中盤は聴かせる楽曲がメインになっているようです。
アルバムのラスト2曲は昨年のシングル、ということで実質ラストと言える楽曲は「マイ ワイフ イズ アイドル」でしょうか。清竜人25は竜人視点で見ると、アイドルファンにとって夢のようなシチュエーション。”♪だんな様、お嫁様”とハート全開でかわいく歌ってくれる女の子が周りに5人いてくれる、それだけでこの世は幸せ!とあらためて感じさせるナンバーです。本当にアルバムのラストに収録されている「LOVE & WIFE & PEACE」もこれまた大団円。そういう意味では、ラストということを強く意識した作品であるとともに、バリエーションも前作より増やしてきた印象です。ここで解散は勿体ない気もしますが、夢のようなユニットだからこそ夢のままで終わらせたいという意図も見えるような。そんなことをしみじみと感じさせるアルバムになっています。
清竜人は新たにTOWNというバンドを結成。チケット無料、オーディエンスは観るのも歌うのも楽器を演奏するのも自由というまた新しいコンセプトを標榜しています。配信する楽曲も無料のようです。また久々のソロツアーも決定、追加の日本青年館以外は早くもチケットSOLD OUTのようです。夫人たちはそれぞれ別の道を歩んでいるようですが、第3夫人の亜美さんは今野亜美としてソロで活動するようです。それにしても年齢をあらためて見ると、てっきり30代亭主のオーラが出ている竜人さんは1989年生まれでまだ20代、亜美さんとは1つしか年が違わないようです。それに少しビックリしてしまいましたが…。清竜人のソロは以前から非常に高い評価を受けていますが、個人的にはしっかり聴いていないアーティスト。機会が出来れば今後の作品は勿論、以前の作品にも触れておきたいところですね。今後の活躍も、竜人さんだけでなく夫人ともどもおおいに期待したいです。