21枚目のシングルはこれぞまさしくアイドルの夏!的なPV。「ごめんね、SUMMER」「パレオはエメラルド」「アイシテラブル!」的な楽曲をてっきり想像しましたが、Aメロのリズムなど意外と捻った部分もあります。サビで一気に押すかと思ったらこれまた意外に聴かせるメロディーだったり、とにかくこの曲は”意外”をテーマにして作った形なのでしょうか。1コーラスだけなので何とも言えませんが、結論を言うとやはり”意外によく出来ている曲”ということになりそうです。
2位 水樹奈々「TESTAMENT」
3位 水樹奈々「Destiny's Prelude」
25位 風鳴 翼(水樹奈々)「月下美刃」
2枚同時、正確に言うとキャラソン含めて3枚同時になるのでしょうか。配信メインのアーティストも多くなる中で、これだけ同時にCDシングルを発売する例も久々のような気がします。「TESTAMENT」は『戦姫絶唱シンフォギアAXZ』、「Destiny's Prelude」は『劇場版 魔法少女リリカルなのは Reflection』の主題歌。なるほど長年関係が深いアニメの時期が重なれば確かにリリースも重なるわけですね。前者はElements Garden色が強い崇高なロックアンセム、後者は加藤裕介が作る旋律の美しさと奈々様の神聖さが織りなすバラード。双方とも長年の実績とブランドに裏打ちされた間違いない作品で、特に後者は今年の上位候補になりそうです。
8位 ハチ「砂の惑星 feat.初音ミク」
米津玄師がかつてハチという名前でボカロ界隈に楽曲投稿していたのは広く知られているところ。このたび『マジカルミライ2017』テーマソングとして約4年ぶりにこの曲を投稿したようです。ツイート数だけで全体8位にランクイン。当チャートでニコ動再生回数はカウントされませんが、もし集計されるとそのまま総合1位にまでなるかもしれないですね。
14位 欅坂46「月曜日の朝、スカートを切られた」
1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』リード曲。アルバムは今週発売。集計は単体の配信セールスよりtwitterの方が順位では目立つ形。早朝の渋谷駅で撮影されたPV、全体を支配する重々しい雰囲気はデビュー2年目にして早くも欅坂46の色になっていますね。
20位 ケツメイシ「はじまりの予感」
イントロでそれだと分かるケツメイシ・サウンド。安定の王道ラブソング、そしてPVも相変わらずどこか変です。そういえばメンバーがこれだけ前面に出ているPVはケツメイシの場合かなり珍しいですね。それにしてもRYOさんの背広姿は初めて見るような気がします。ちなみにCDジャケットの写真は柴田英嗣、モチーフになっているグループは明らかに…(苦笑)。
24位 放課後プリンセス「さよならデュアリーナ」
いきなり白鳥の湖を拝借するイントロ。今回の楽曲のテーマになっています。はっきりとした世界観・作品を経るごとに進化している表現力。メインを張っているメンバーの歌声は特に際立っています。オリコンでは上位に入っていますが、そろそろアイドルファン以外にも広く知られてもいい頃。
38位 夢みるアドレセンス「ララララ・ライフ」
活動休止していた小林れいが復帰して、4人でのリリースとなった今作はNONA REEVES・西寺郷太の提供。ここ最近はロック方面からの提供が多かったですがこの曲はジャズっぽい色も入ったセンスの良いポップチューン、それだけに中盤の急展開も映えます。PVも大変魅力的に仕上がっています。
69位 J☆Dee'Z「Melody」
アイドルではなくボーカル&ダンスグループという触れ込み、確かにその通りのトラック・歌声。やはり目指すはLittle Glee Monsterになるのでしょうか、あるいはFLOWERかフェアリーズでしょうか。ダイナミックに聴かせる歌声と王道メロディー、かなりクオリティ高いです。メジャーデビュー4年目、才能を考えると今まで目立っていなかったのがとても不思議なグループですね。何かキッカケがあれば一気に伸びそうな気がしてならないのですが、どうでしょうか。
80位 angela「全力☆Summer!」
通算26枚目のシングルは話題のアニメ『アホガール』OPテーマ。アニメ同様、コミカルなサウンド。
89位 鈴木このみ「THERE IS A REASON」
映画『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』テーマソング。これもまた、イントロのピアノで確かだと思わせる安心感。言うことなしのバラードです。なお今作はシングルではなく、同作品のコンピレーションアルバムに収録。