今年2枚目のシングルは映画『君の膵臓を食べたい』主題歌。年々配信がメインになっているミスチルにとって、年内2枚のシングルをリリースは「GIFT」「HANABI」以来9年ぶり。映画の主演は浜辺美波・北村匠海の2人でかなりの若手、ですが興行収入は初登場3位ランクインで『東京喰種』を上回っているようです。メロディーの良さはアレンジ次第では王道バラードになりますが、情熱的な歌声はロック色強めのバンド演奏に拠る部分もあるでしょうか。いずれにしても、2010年代後半のミスチルの代表曲として十二分に通用する内容。メジャーデビュー25年目となる大ベテランですが、25年後でも全く変わらず新曲で1位を取るくらいヒットして、普通にドームツアーしていそうな…。
2位 超特急「My Buddy」
いまや一番勢いに乗っているアイドルではないでしょうか。前作「超ネバギバDANE」では1位獲得、今回はドラマ『警視庁いきもの係』主題歌ということもあって、2位ではありましたが数字は伸びています。オリコンデイリー初日にはあのミスチルより上にいくという快挙。楽曲もキャッチーで憶えやすく、スターダストなのでルックスやダンスだけでなく歌の基礎もしっかり整っています。そろそろデビュー初期のDA PUMPやw-inds.の領域に近くなってきたでしょうか。
3位 E-girls「Love☆Queen」
大規模再編してリニューアルしたE-girlsの第一弾。王道J-POP真ん中のサビ歌い出し、11人になって画面が少しスッキリしたような印象もあり。ファンにとっては色々複雑な部分もあるようですが、作品は想像以上に良い内容に仕上がっているように感じます。
5位 HIROOMI TOSAKA「WASTED LOVE」
配信限定シングル。セールス総合は6位ですが、ツイート数は1位。美しい歌声でダイナミックに聴かせるバラード。
6位 つばきファクトリー「就活センセーション」
読んで字の如くの歌詞とPV。大変分かりやすいです。PVは元Berryz工房の熊井友理奈がゲスト出演しているのもポイント。
8位 宇多田ヒカル「Forevermore」
TBS系日曜劇場『ごめん、愛してる』主題歌として配信中。芸術とも形容できる歌声とPV、文句なしの名作。
10位 高橋 優「虹」
ABC高校野球テーマソング。今年の高橋優は大型タイアップが目立ちます。辻内崇伸と古木克明、甲子園で大活躍したもののプロで成功できなかった2人がPV出演。スケールと歌声の力強さが両立している楽曲で、これもまた高橋優の代表曲になりそうな仕上がり。
11位 西野カナ「Girls」
スケール大きく聴かせるバラードで新境地という印象もある楽曲ですが、いつもと比べて少し順位低い印象もあるでしょうか。
12位 家入レオ「ずっと、ふたりで」
NTV系ドラマ『愛してたって、秘密はある。』主題歌。安定のバラードですが、歌声は以前と比べて確実に綺麗になっている気がしますね。
24位 GANG PARADE「Beyond the Mountain」
極めてアーティスティックな展開の楽曲は、BiSよりむしろBiSH系という方が今は正確でしょうか。PVだけで見ると、全くアイドルには見えない内容です。BiSHが幕張メッセイベントホールを埋めるほどの人気になっている今、アイドルのアーティスティックでカッコ良いサウンドはいよいよトレンドになりつつあります。彼女たちも早いうちに高い人気を博するグループになりそうな気がしますね。
36位 エレファントカシマシ「風と共に」
30周年記念シングル第一弾。NHK『みんなのうた』に起用されている楽曲です。
65位 銀杏BOYZ「エンジェルベイビー」
なんだかすごい世界観のPVになっていますが、これもまた銀杏BOYZの味でしょうか。1年ぶりのシングルリリース。それにしても峯田和伸がNHK連続テレビ小説で話題になるとは、ひと昔前には想像つかなかったですね。取り巻く環境が変わっても、楽曲のロック性と危なっかしさは昔と同じようです。素晴らしいことです。
90位 FES☆TIVE「ゴートゥーフェス☆」
”ドンドンカッ”の歌い出しからでんぱ組系のBPM高速ソングに入るのが新しいですね。大変分かりやすい盛り上げソング。
100位 サイダーガール「エバーグリーン」
メジャーデビューシングル。スリーピースバンド。爽やかでメロディアスな王道系、聴きやすい楽曲に仕上がっています。