今年の上半期は目立ったヒット曲が少なかったですが、間もなく10月になるこの時期になってもあまり際立った楽曲が出てきていないような…。昨年の『君の名は。』『逃げるは恥だが役に立つ』が凄すぎただけという話かもしれないですが。というわけで夏の映画『打ち上げ花火、下から見るか?横からみるか?』主題歌が総合1位返り咲き。映画ランキングでは最新週でもうTOP10圏外に落ちてしまいましたが、主題歌の方は確実に評価されているようです。
2位 荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー」
1985年リリースの、バブル期を代表する国民的ヒット曲ですがなぜか突然2位にランクイン。動画再生数が凄いことになっているようですが、要因はこの曲に乗せて作られた登美丘高校ダンス部のバブリーダンス。日本高校ダンス部選手権で優勝して話題になったようです。既に荻野目ちゃん本人のオフィシャルMVよりも4〜5倍近い再生数になっていますね。いつの間にか盆踊りの定番曲になっているという話もあるようで、まさに思わぬリバイバルヒット。もしかすると年末の紅白歌合戦かFNS歌謡祭辺りで、本人バックのバブリーダンスが見られるかもしれません。
3位 Happiness「GOLD」
オリコンでの1位はこの曲でした。11thシングルは、艶味のある歌声が色気抜群でダンサブルなナンバー。
5位 安室奈美恵「Hero」
引退報道の影響で「Hero」「CAN YOU CELEBRATE?」を筆頭に多数ランクイン。HOT100に13曲入ってきました。「Love Story」「Baby Don't Cry」「Just You and I」を除くと1990年代後半の小室哲哉プロデュース曲が中心、やはりイメージは最近よりもアムラーと言われた20年前の方が一般的に見て強そうです。
11位 ヤバイTシャツ屋さん「ハッピーウェディング前ソング」
シングル『パイナップルせんぱい』のリードナンバー。間違いなく、結婚式で流したくないウエディングソング1位の歌詞ですね。”ノリで入籍””多分2年以内に別れる”というパワーワード。メジャーデビューから1年近く経ちますが、今のところブレは全くない模様。素晴らしいです。
21位 たこやきレインボー「まねー!!マネー!?Money!!」
メジャーデビュー以降のシングル表題曲はもうひとつノーマルな曲が目立ちましたが、この曲はかなりいい感じにコテコテ。必要以上にぶっ飛ぶトラックは、やはり流石のヒャダインクオリティーと言ったところ。
23位 黒木渚「解放区への旅」
1年ぶりの復帰作はラジオオンエア1位。イントロから感じさせるスケールは、曲が進むにつれて徐々に大きくなります。タイトルにある通り、何かから解放されたという印象も与えさせてくれるような。とにかく聴いていて気持ちいいですし、映像で見ても今までになく爽快さを感じさせます。今年を代表する名曲と言って良いのではないでしょうか。
89位 yonige「ワンルーム」
初のフルアルバム『girls like girls』収録のリードナンバー。昨年辺りから各ロックフェスで話題になっているガールズバンド。ストレートに響き渡る演奏は、技巧もしくはかわいさで攻める人たちが多いこの界隈で意外と今まであまりいない印象で、かえって新鮮です。