いよいよ2017年もあと少しで、ビルボードでは年間ランキングも発表になりました。1位が星野源の「恋」、2位がストリーミング中心にポイントを伸ばしたエド・シーラン、3位が「打上花火」ということだそうですが。集計としては先々週分までで、先週と今週はもう2018年のランキングです。というわけで今週の1位は20枚目のシングルとなるキスマイ。ストリーミングどころかダウンロードもないようですがCDだけで約20万枚を売り上げ、SNSのつぶやきで1位を取る辺り、多様性がなくともまだまだジャニーズは強いということでしょうか。
3位 「Alexandros]「明日、また」
今年は新曲という点では目立たない1年で、シングルリリースは10ヶ月ぶり。ただライブツアーやロックフェスでは当然例年通りお馴染み、高い存在感を示しています。そろそろアルバムリリースの発表があってもいい頃ですが。年始の「SNOW SOUND」も名曲でしたが、この曲も完成度高いですね。大衆性が備わるとともにスケールも大きくなっている楽曲の作りですが、根本の彼ららしさがそのまま保たれているように思えるのは好感度高いです。
4位 aiko「予告」
aikoも今年は例年になく新譜が少ない年で、今回のシングルが1年2ヶ月ぶりのリリース。歌声は勿論のこと、リズムや音階の使い方が思いっきりaikoならではの王道。安心して聴ける一曲です。
5位 LiSA「ASH」
『Fate/Apocrypha』OPテーマで、発売前から話題になっている楽曲ですね。イントロの弦楽器の使い方が印象的ですが、提供はElements Gardenではなくシドのメンバー。カッコ良さだけでなく妖艶さも見事に表現されています。今年は「Catch the Moment」、アルバム『LiTTLE DEViL PARADE』の完成度が非常に高かった1年ですが、来年はそれを更に超えそうな予感がしますね。今年は残念でしたが、紅白歌合戦にも出場歌手として選ばれて欲しいです。
19位 水瀬いのり「Ready Steady Go!」
声優・アニメ系アーティストのYoutubeは大半がショートバージョンですが、彼女はほぼフルコーラスがアップされますね。今回はロックテイスト。ズバリ言ってしまうと、LiSAが過去に歌っていそうな曲です。
21位 MISIA「君のそばにいるよ」
MISIAもCDシングルリリースは「オルフェンズの涙」以来2年ぶり。気がつけばまたかなり久々。映画『鋼の錬金術師』主題歌。作品の評判はともかくカッコ良い楽曲は迫力十分で間違いなさそうです。なんだか今年はこういう事例目立ちますね。その典型が「打上花火」ですが。
22位 BLUE ENCOUNT「VS」
こちらは実写ではなくお馴染みアニメの『銀魂』タイアップ。今作はリズムの使い方が少しKEYTALKっぽいでしょうか。ライブでは盛り上がりそうですが、思いのほかブルエン的には新鮮なナンバーにも聴こえますね。
23位 福山雅治「トモエ学園」
デジタルシングル。テレ朝の昼帯で放送されているドラマ『トットちゃん!』主題歌。『徹子の部屋』に続けて放送されている形ですね。福山さんらしいバラードですが、その中でもかなり弦楽器の音と歌い上げるシーンが目立ちます。多くある彼のバラードの中でも相当上位に入る名曲ではないでしょうか。
25位 Ange☆Reve「星空プラネタリウム」
アイドルファンには決して知名度低くないグループですが、DVDシングルとしての発売が基本なのでCDシングルはなんと2年10ヶ月ぶり、メジャーでは1stになります。文字通り星空をイメージしたような、らしい一曲。
37位 BiSH「My landscape」
アルバム『THE GUERRiLLA BiSH』は11月頭のタワレコ先行発売、限定配信もありましたが正式リリース日のランキングでも上位に入りました。年内には当ブログでもレビューします。どんどんスケールが大きくなっていると言いますか、それに見合うグループになりつつあるのがこのPVを見てもよく分かりますね。
43位 東京スカパラダイスオーケストラ「白と黒のモントゥーノ feat.斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)」
お馴染みスカパラの歌モノコラボ。まさしく安定の高クオリティー。
67位 SUPER☆GiRLS「汗と涙のシンデレラストーリー」
THEイナズマ戦隊提供の楽曲は間違いなく、なんならいつもより良いくらいですがさすがにオリコン初登場27位は心配になります。確かにグループの活動歴はかなり長くなっていますが…。
84位 Qaijff「愛を教えてくれた君へ」
かつては名古屋出身を伏せる芸能人も多かったと聞きますが、今は積極的にアピールしている人が多いですね。この人もそのようです。アニメ『いぬやしき』EDテーマでメジャーデビュー。繊細・優美さを思わせるサウンドと透き通った歌声、今の女性J-POPソロアーティストのトレンド通りですね。ここからどれだけ個性を出せるかが、腕の見せどころといったところでしょうか。
89位 Anly「Venus」
この人とスキマスイッチのコラボが話題になったのは3月でした。『科捜研の女』主題歌。こうあらためて聴くと、ひと昔前の鬼束ちひろに近い声質にも感じます。