2018年02月11日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2018年2月12日付

1位 STU48「暗闇」

 瀬戸内を舞台にする新しい48グループ・STU48がデビュー曲で1位獲得。地方の美しい風景を感じさせるPVは素晴らしいのですが、少し地味さを感じさせる楽曲と視聴回数が60万前後で思いのほか伸びていないのがやや気になります。良い曲なんですけどね。ちなみに作曲は「365日の紙飛行機」と同じ青葉紘季・角野寿和コンビ。メンバーに関しては、とりあえず次の総選挙で誰が上位に入るかといったところでしょうか。

3位 SUPER★DRAGON「Monster!」

 シングルは年一ペースですが、順位は確実に伸びていますね。スタダEBiDAN所属のBIGBANG系グループ。メンバーはまだ全員10代なので、類稀な才能は感じますが音楽的に花開くのはもう少し先でしょうか。みんな爽やかでカッコ良いのですが、個人的にはルックスにもっと野性味があってもいいような気がします。

4位 上坂すみれ「POP TEAM EPIC」

 彼女は個性的過ぎる面々が揃う声優界の中でもトップクラスに破天荒な方なのですが、今回のオープニングテーマになっているアニメ『ポプテピピック』はそれをはるかに超えた無茶苦茶な内容。そう考えると今回の楽曲は幾分ノーマルに聴こえる部分もあるでしょうか。もっともデジロックに乗せられる歌詞やPVの世界観は、ポプテピピック程でないにしても大概意味不明な内容ですが。なおアニメが話題になっていることによって、ダウンロードチャートでは2位を記録。彼女の代表曲になりつつあります。

5位 E-girls「愛してると言ってよかった」

 E-girlsでは初となるバラードシングル。Flowerでは多々ある曲調なので、よく考えると本体で今までなかったのがすごく意外。

6位 EXILE「PARTY ALL NIGHT〜STAR OF WISH〜」

 今月から6ヶ月連続で金曜頭に配信シングルがリリースされるそうです。まず第1作目は「ki・mi・ni・mu・chu」の流れも少し感じさせるパーティーソング。ATSUSHIさんが元気そうでまずは何より。

8位 坂本真綾「CLEAR」

 アニメ『カードキャプターさくら クリアカード編』OPテーマ。長年変わらない真綾さんの美しい声は今作も健在。爽やかさを感じさせるメロディーは水野良樹の作曲。最近は歌謡曲方面への提供が増えつつある水野さんですが、こちらにも進出したようです。そのうちAKB系にも書きそうな勢いです(さや姉ソロはありますが)。

11位 氷川きよし「勝負の花道」

 良いですねぇ。久々の歌謡曲調な明るい演歌。作曲の四方章人は「浪花節だよ人生は」の実績がある方。ライブでコールもしやすそうな感じで、ここ最近のシングル以上に売れそうです。

17位 SEKAI NO OWARI「サザンカ」

 先行配信でCDよりも1ヶ月近く早いリリース。スケール大きく、かつセカオワらしく聴かせるバラード。良い曲です。ちょうど平昌オリンピックが始まりましたが、NHKでの中継テーマソングはこの曲。ただウィンタースポーツからこのPVにはなかなか結びつかないような気がします。そういう意味では大変な意外性。

24位 MAN WITH A MISSION「Freak It! feat.東京スカパラダイスオーケストラ」

 スカパラ主体で他アーティストとコラボは多々ありますが、逆はあまりないような気がしますね。流石のカッコ良さ・迫力で、所謂間違いの全くない作品。

25位 GLIM SPANKY「愚か者たち」

 こちらもイントロでおっと思わせるカッコ良さ。何と言いますか、土の匂いを感じさせる20世紀ロックの日本における継承者になりそうな。映画『不能犯』主題歌。年々実力は伸びていますが、今年のGLIM SPANKYはこれまで以上に大きく期待できそうな予感。

33位 小野大輔「Endless happy world」

 意外にも、彼がアニメOPテーマを担当するのは初めてのようです。楽曲は女性声優が歌いそうなタイプでPVも然り。それがかなり新鮮に見えるナンバーです。

39位 Machico「コレカラ」

 こちらはいわゆる女性アニソン・ポップ系の王道をなぞった作品。ハッキリと大きな声で歌っているのが良いです。

40位 GARNiDELiA「Error」

 キーボード・打ち込み主体のデジロック系もアニソン王道の一つ。このユニットやfripSideが主に担っている路線です。でもこれだけダンスが目立つアニソンもよく考えるとあまりないような。弦楽器もかなり入っていて、よくよく聴くとこの曲は結構新しいことをやっている気がします。

44位 TRUE「Sincerely」

 じっくり聴かせるバラードです。この人くらい歌がうまければやはり王道の素材が一番でしょうか。

75位 松室政哉「きっと愛は不公平」

 2nd EP。オフィスオーガスタの新顔です。温かい歌声はさかいゆうっぽく、曲調は秦基博っぽく。聴かせる楽曲は、やはり歌詞ずばり単語の選び方が優れています。

92位 FIVE NEW OLD「Sunshine」

 1stフルアルバム『Too Much Is Never Enough』収録曲。映像を見ながらだと勿論ですが、トラックだけで聴いても爽やかでオシャレ。良いですね。なんとなく音楽好きに好かれそうなタイプの曲で、CDショップ大賞にも票が集まりそうな予感が早くも。

posted by Kersee at 13:36| Comment(0) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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