2018年03月09日

Little Glee Monster『juice』(2018.1.17)

juice - Little Glee Monster
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juice(初回生産限定盤)(DVD付) - Little Glee Monster
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juice(期間生産限定盤) - Little Glee Monster
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(Disc 1)
1.だから、ひとりじゃない(2017.5.31 Sg.)
2.明日へ(2017.9.13 Sg.)
3.Go My Way!(2017.5.31 Sg. c/w) ☆
4.OVER(2017.11.8 Sg.)
5.Jupiter(2017.12.3 配信Sg.)
6.いつかこの涙が ☆
7.Love To The World
8.Get Down ☆
9.ヒカルカケラ(2017.11.8 Sg.)
10.Gift
11.好きだ。remake ver.
12.COLORS(2017.9.13 Sg. c/w)
13.幸せのかけら(2017.5.31 Sg. c/w)
(Disc 2)
1.I WAN'NA BE LIKE YOU -Live on 2017.11.19-
2.SEPTEMBER(2017.5.31 Sg. c/w)
3.Ring! Ring! Ring!
4.糸
5.Let's Grooooove !!!!! Monster〜Opening/Ending〜


 メジャーレーベル3枚目、5人組になってからは初となるLittle Glee Monsterのオリジナルアルバム。


 過去2枚のアルバムも良作でしたが、今作は更にスケールアップした作品になっています。5人になってから初めてのシングル表題曲「だから、ひとりじゃない」でまずは勢い良くスタート。「明日へ」「Go My Way!」「OVER」といったシングル曲、ドラマ『陸王』でも話題になった「Jupiter」のカバー。ベストアルバムを聴いているかのような感覚ですが、個人的に一番好きなのは「Go My Way!」。伸びのある歌声と広い音域で構成されるトラック、そして何と言ってもこの5人だからこそ聴けるハーモニー。海外ではJackson 5の時代から往々に耳に出来るタイプの楽曲ですが、日本だと意外とこれまで表現できるグループがあまりなかった形の。


 「いつかこの涙が」は高校サッカーの応援歌ですが、これは名曲。リトグリのメンバーも高校生を卒業するかしないかぐらいの年齢で同世代、余計に歌っていて感じ入る部分があったかもしれません。こういうスケールの大きいバラードがいよいよ似合うアーティストになってきました。続く「Love To The World」はアップテンポですが、これまた大きなスケール感は同様。バックにゴスペルコーラスがいれば更に映えるナンバーですが、5人で歌うことにこだわって欲しい楽曲にも感じます。「Get Down」は全英語詞の楽曲。恐ろしくカッコ良いです。こういう曲が歌えるからこそ、Earth, Wind & FireやAriana Grandeの日本公演に出演できるということが本当によく分かる楽曲ですね。


 「ヒカルカケラ」はスガシカオ提供のバラード。「Gift」は平成中期によく聴けたタイプの正統派J-POP。代表曲「好きだ。」のリメイクを経て、ラストは「COLORS」「幸せのかけら」。既出シングルのカップリングで締める形。Disc 2はいつも通りの名曲カバー、こちらはもう今さら言うことなし。この手のレパートリーは100どころか、気がつけばあっという間に1000単位まで達しそうです。


 シングル曲が多いという意味では聴きやすいですが、今作のおススメはアルバム初収録となる新曲。これに尽きると思います。そういえば前作『Joyful Monster』も前半を名曲で飛ばし、中盤アルバム初収録のクオリティーが素晴らしいという感想でした。そう考えると3枚目にしてパターンが出来上がった形かもしれません。年始1月のリリース、そしてなにげに「好きだ。」が3枚連続で収録されています。これも例年どおり共通、ただ今回は紅白歌合戦初出場という勲章がついています。このグループはCDシングルのリリースが最近にしては非常に多く、今年もすぐ新作が発売されますが、ことアルバムに関して言うと少し間隔を伸ばして更に出来の良い曲を厳選して入れてもいいような気がします。彼女たちは今がピークなのかそれともまだまだ発展途上なのか、個人的には是非後者であって欲しいところ。まだまだこれからの存在、10〜20年後には今のゴスペラーズみたいなポジションもしくはそれ以上を、あらためておおいに期待したいです。

posted by Kersee at 23:53| Comment(0) | アルバムレビュー(女性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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