デビュー3年目・通算6枚目のシングル表題曲も素晴らしくカッコ良いナンバーに仕上がっています。"Rock You!"に代表されるように懐かしさ・オマージュを感じさせる場面もあり、平手友梨奈をセンターにしたパフォーマンスも相変わらずの迫力。バッキバキのカッコ良さだけでなく、見る人が見ると少しダサさも感じさせる部分もまた秋元康プロデュース・欅坂46らしさなのだと思います。ただ昨今の報道を見る限りパフォーマンスにおける平手ちゃんの負担は他メンバーと比べて相当大きいので、そろそろあえて次のシングルで思いっきり雰囲気を変えるのも一興かもしれないですね。ですが夏だ!水着だ!的なアイドルっぽい楽曲だと間違いなく色々バッシングされることが予想されるので、難しいところ。
8位 BiS「WHOLE LOTTA LOVE」
2010年代前半に数多くの伝説を打ち立てたBiSですが、新生BiSは破天荒さよりもクオリティーで勝負といったところでしょうか。BiSHやGANG PARADEと同様、CD売上を見る限り大躍進を遂げています。ロックテイストの楽曲はパフォーマンスだけでなく、高い歌唱力でじっくり聴かせる内容にも感じました。メンバーの一番カッコ良い声を出せるメロディーを意識して作っているかのような。今年来年、この界隈は想像する以上に大きく伸びることになるのかもしれません。
9位 UNISON SQUARE GARDEN「春が来てぼくら」
オリジナルアルバムの余韻もある中で間髪入れずリリース。アニメタイアップが多く飛び込んでいる所以だとは思いますが、シングルが年1〜2枚程度だった数年前と大きく違う状況です。今回は春をイメージしたような、ユニゾン史上最も華やかかつ爽やかな楽曲。これだけ弦楽器を入れるユニゾンは過去なかったのではないでしょうか。それでいてリズムの取り方は相変わらず彼ららしい、これが今作の面白い所。
12位 m-flo「No Question」
「come again」が大ヒットしたのは21世紀が始まったばかりの17年前。それから間もなく女性ボーカルのLISAは脱退しましたがこのたび15年ぶりの復帰。その当時は着うたフルという言葉もなかった記憶ですが、今回の売れ行きはCDより配信の方が圧倒的に高いようです。ヒットしていた当時はかなり複雑な構成のイメージがあったm-floですが、今あらためてこの曲を聴くとかなり分かりやすい楽曲という印象もあったり。これも時代の流れでしょうか。
16位 西川貴教「Bright Burning Shout」
T.M.Revolution、そして懐かしいthe end of genesis T.M.R.evolution turbo type D名義でのリリースは過去にありますが西川貴教名義では今作が初。アニメ『Fate/EXTRA Last Encore』OPテーマ。作詞がユニゾンの田淵智也、作曲はアニソン界でお馴染みの神前暁。カッコ良い仕上がりになっているようです。
27位 中島美嘉「KISS OF DEATH(Produced by HYDE)」
NANA starring MIKA NAKASHIMAとして「GLAMOROUS SKY」が大ヒットしたのも13年前になりました。今回はおそらくそれ以来となるHYDEプロデュース。電子音が飛躍的に増え、楽曲のスケールがかなり増しています。勿論13年前のヒット曲とはかなり違うテイスト、これもまた新しい良さ。
37位 つりビット「不思議な旅はつづくのさ」
PV・楽曲、何から何まで正統派に作られたアイドルソング。それゆえに、各メンバーの歌の上手さが光っています。
38位 三浦大知「DIVE!」
初のベストアルバム『BEST』収録曲。思いっきり彼らしい、言い変えると日本では彼しか表現できないダンサブルナンバー。ただ知名度がこの数年で大きく上がった分、以前と比べると多少ポップさが増したような。