2018年05月07日

Billboard JAPAN発新曲レビュー・2018年5月7日付

1位 乃木坂46「シンクロニシティ」

 楽曲だけでなく、ダンスからも強く感じさせる疾走感と迫力。通算20枚目のシングルですが、今までで一番カッコ良い楽曲ではないでしょうか。フォーメーションの真ん中に立つ卒業した生駒里奈から、センターの白石麻衣に継ぐ2番のカメラワークが堪らなく良いですね。CDセールスはついに初週ミリオン達成、どこまで記録を続けることが出来るでしょうか。白石麻衣や松村沙友理が今年26歳になるなど人気メンバーの年齢が気になり始める点ですが、一番新しい3期生は『乃木坂工事中』辺りを見る限りでは結構な逸材揃い。来年くらいには4期生も入ることになりそうで、今からでも彼女たちのファンになるのは遅くなさそうです。

4位 宇多田ヒカル「Play A Love Song」

 サントリーCMの新しいタイアップ。6月発売予定のアルバム先行で配信シングルとしてリリースされています。60秒聴く限りでは、新しい中にも2000年頃の懐かしい香りが入っているような。

5位 sumika「フィクション」

 アニメ『ヲタクに恋は難しい』OPテーマ。ここ数年名前を見る機会が増えましたが、結果も確実に出始めるようになりました。バンドの自由な作風・ボーカルの声質いずれも星野源の音楽に近いイメージです。それゆえに大変ポップで聴き心地良いです。バンドの音に拘らない自由な作風、最近のトレンドにも合致していますね。まだこれから大きく伸びるのではないでしょうか。

11位 あいみょん「満月の夜なら」

 酸欠少女さユりもそうですが、今一番伸びる女性J-POPソロは陰を感じさせるタイプの歌い手ですね。こちらも昨年の「君はロックを聞かない」以来、テレビ番組で紹介されたこともあって少しずつ注目度がアップしています。それを示すかのように、ラジオオンエア1位。ただその割にセールスが伸びていない(26位)がこのジャンルのまた難しいところ。ギターの音も歌声も大変心地良いですが、この曲に関して言えば代表曲になり得る曲というより地味ながら良曲というイメージ。

14位 女王蜂「HALF」

 アニメ『東京喰種:re』EDテーマ、このバンドも昨年途中から注目度がアップしていますね。2011年デビューで、名前だけは以前から耳にしているのですが。パンクを感じさせる歌声にギターが前面に出ている演奏、ハマると癖になるタイプのバンドという印象があります。

16位 大原櫻子「泣きたいくらい」

 SEA BREEZEのタイアップ。知名度も十二分に保証されていて、文句無しに万人に好かれるタイプの王道。心なしか以前より中音域の声が良くなっているような気もしますが、どうでしょうか。

35位 安野希世乃「ロケットビート」

 アニメ『カードキャプターさくら クリアカード編』OPテーマ。ワルキューレのメンバー、楽曲は実にFlying Dogらしい上質アニソンという一言。

40位 キュウソネコカミ「越えていけ」

 キュウソネコカミにしては珍しく?ものすごく真面目な楽曲。アニメ『メジャーセカンド』OPテーマ。

69位 小袋成彬 「Selfish」

 アルバム『分離派の夏』でソロとしてメジャーデビュー、それに収録されている楽曲。一言で言うと平井堅が歌いそうなバラード。白黒PVの分、昭和と平成の境目くらいの空気も少なからずあるでしょうか。

97位 Homecomings「Songbirds」

 映画 『リズと青い鳥』主題歌。J-POP的観点で見るとthe brilliant green〜LOVE PSYCHEDELICOの流れをしっかり受け継いでます。聴いていて落ち着く心地良い音楽は、声だけでなく演奏にもちょっとした優しさを感じさせます。

posted by Kersee at 11:26| Comment(0) | Billboard JAPAN発新曲レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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