メンバーの佐藤勝利が出演しているNTV系ドラマ『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』挿入歌。NTVとジャニーズの関係は昔からで、特に土曜日22時かつては21時からのドラマは四半世紀くらいほぼジャニーズ枠みたいなものです。通算15枚目、CDデビューからはもう8年目になりました。ちなみに今回のCDシングルはここ3年くらいの間で一番数字が良いですが、何かあったのでしょうか。特典を手にしたいファンは3種購入が大前提ですが、前作も3種発売で熱心なファンは間違いなく3枚買っているはずで…。
3位 DA PUMP「U.S.A.」
3年半ぶりのシングルがまさかの大ヒット。2000年くらいの全盛期は4人組ですが、現在は8人組でオリジナルメンバーはISSAしか残っていません。そのダサカッコ良さがネットから一気に話題として広がったという形、原曲は1992年に発表されたJoe Yellowの楽曲。ダサいカバーが思わぬ大ヒットという点では、1999年・HIROMI GOの「GOLDFINGER '99」を思い出させます。”カモン・ベイビー・アメリカ”なんて歌詞は英語表記よりもカタカナ表記の方がしっくりくるダサさの極致という感じで、原曲にもないもの。"A-CHI-CHI A-CHI"の発想とほぼ変わらないと思います。ユーロビート再評価の流れは昨年のバブリーダンス以来の系譜、そういえば荻野目ちゃんは1992年に「コーヒー・ルンバ」をクラブ風アレンジにしてスマッシュヒットさせていました。なんだかよく分からない面もありますが、まあ得てして思わぬ大ヒットが出現するのはよくあること。ゴールドフィンガーといいマツケンサンバといい、曲のヒットとカッコ良さは必ずしも比例しないということが、今回あらためて証明されたと言って良いのではないでしょうか。
4位 私立恵比寿中学「でかどんでん」
こちらもこちらで謎な世界観。昭和の歌謡曲を思い出させるAメロ、往年の刑事ドラマをパロったPV、なぜか巨大化して登場する渡辺直美、意味が分からないというより求める必要もなさそうな歌詞。ただトラックはかなり凝っていて、ライブで見ると大変カッコ良い仕上がり。踊り・歌ともに難度はハッキリ言って非常に高く、それ故に今のエビ中の実力の高さ・ものすごさを感じさせるナンバーですが、「U.S.A.」と並べて聴くと一見さんの親しみやすさという点では確かに難しい部分があるかもしれません。
7位 RADWIMPS「カタルシスト」
27位 RADWIMPS「HINOMARU」
かつて「君と羊と青」がNHKサッカー中継のテーマソングでしたが、今作はCX系サッカー中継テーマソング。まさかのクラブ&ヒップホップ調。「君と羊と青」や「前前前世」とは全く異なる音楽、これまた親しみやすいとは異なりますが、「でかどんでん」と同様評価されるべき楽曲であることは間違いないでしょう。なお巷で歌詞が物議を醸している「HINOMARU」はカップリング収録曲。それに対する意見は色々あって良いと思いますが、この1曲をもってRADWIMPSの思想がどうとかを勝手に決めつけたり、ましてやデモを起こしたりするのは甚だ遺憾。本当に無用な騒ぎが起こりやすい世の中だと、あらためて感じるところであります。
11位 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「恋と愛」
15位 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「RAINBOW」
「R.Y.U.S.E.I.」以来EDM系ダンスが強く印象づけている彼らですが、元々の出世作は「花火」「冬物語」といったバラード。そういう意味だと、「恋と愛」は久々に聴く系統の楽曲という気がします。「RAINBOW」もYoutubeでPVが公開、海外で活躍しているミュージシャン・Yellow Clawの楽曲提供。こちらは壮大なクラブ系ナンバーと言ったところで、確かに日本人のクリエイターが書きそうにないタイプの楽曲であります。どちらも2年ぶりのオリジナルアルバム『FUTURE』収録。
14位 Superfly「Bloom」
43位 Superfly「Fall」
CDシングルのリリースは1年半ぶり。彼女が歌うウエディングバラードとなると、それだけで名曲というのが保証されるようなもの。ジューンブライドという時期も、まさしくピッタリ。なおドラマ主題歌になっているカップリング曲「Fall」もYoutubeでフル公開・ランクイン。こちらは大人の色気を感じさせるジャズアレンジナンバー。カッコ良い越智さんを堪能するのはこちらも十二分、超強力なシングルに仕上がりました。
19位 東京パフォーマンスドール「Shapeless」
kz(livetune)の提供曲。テンポが速くないせいか、一つ一つの振付がより確実に作り上げられている印象があります。
20位 TrySail「Truth.」
かわいい系のイメージが強い彼女たちですが、今回はダンスを主体にしたアーティスティック系。