2018年06月22日

moumoon『Flyways』(2018.3.14)

Flyways - moumoon
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Flyways(Blu-ray Disc付) - moumoon
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Flyways(DVD付) - moumoon
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1.Flyways ☆
2.Serendipitous
3.Triangle ☆
4.BIG FISH
5.声
6.Let it shine(2017.12.6 配信Sg.)
7.Circulation
8.優しい闇
9.Reflection
10.花咲く場所 ☆
11.Heart
12.光の影


 2年半ぶり、本当に久々リリースとなるmoumoonの7thアルバム。


 ボーカル・YUKAの歌声は以前から好きでして。透き通るように綺麗な歌声と、日本人シンガーではトップクラスの英語の発音。過去のアルバムも『No Night Land』『LOVE before we DIE』辺りは年間ランキング上位に入れていますし、ワンマンライブにも何度か足を運んでいます。というわけでアルバム1曲目の「Flyways」。明るい歌声と、KOUSUKE MASAKIが奏でるギターの音色が大変心地良いです。2曲目の「Serendipitous」は1曲目と比べると少し落ち着いたテイスト、高音もそうですが中音域の澄んだ歌声も堪能することが出来ます。ハンドクラップが入る「Triangle」はmoumoonを象徴する存在である”月”という言葉が登場します。メンバー2人とリスナーを繋ぐ星座が、そのまま三角形になっているかのような。ライブだと会場全体が一体になる美しい光景が描かれそうです。


 不規則なリズムが浮遊感を誘う「BIG FISH」は6分近くある長い曲。一方「声」はワルツのリズムとメリハリのあるYUKAの歌声が聴きどころ。「Let it shine」も意欲作で、後半で一気に世界が広がるかのような編曲に迫力あり。打ち込みサウンドの「Circulation」「優しい闇」、収録曲はいずれも異なる雰囲気で、守備範囲の広さとその全てに共通するYUKAの綺麗な歌声にあらためて感心します。

 少しずつ音が落ち着いてきて、「花咲く場所」はバラード。説得力のある歌詞は、これまで以上に芯の強さを感じさせる歌声もあるでしょうか。童謡みたいな楽しさもある「Heart」、ラストは幻想的なバラード「光の影」。目立った先行シングル曲がないので多少入りにくい部分もあるかもしれないですが、フラットな気持ちで聴く分には間違いない作品。耳に入るだけで癒される歌声は今作でも健在、是非あらためて聴いて欲しい一作です。

posted by Kersee at 23:31| Comment(0) | アルバムレビュー(女性J-POP) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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