(過去のランキング→2014年・2015年・2016年・2017年)
30位 [Alexandros]『Sleepless in Broklyn』(2018.11.21)
Sleepless in Brooklyn(通常盤) - [ALEXANDROS]
演奏といい楽曲といい、さすが超実力派と思わせるアルバム。
29位 WANIMA『Everybody!!』(2018.1.17)
【早期購入特典あり】Everybody!!(オンライン限定ステッカー付き) - WANIMA
J-POPなPUNK、というキャッチフレーズがこのアルバムには最も相応しいでしょうか。こういうジャンルのロックは意外とファン層の広がりに限界があるものですが、彼らはそれを完全に超えたバンドとして後世に語り継がれる形になるでしょう。分かりやすくシンプルにストレートに伝わるボーカルと歌詞はどの曲も素晴らしく、特に「シグナル」は楽曲単位でも2018年のベストソングに入る形になるかと思います。
28位 阿部真央『YOU』(2018.3.7)
YOU【初回限定盤】 - 阿部真央
シンガーソングライター・阿部真央の生きざまをアルバムにしたような作品。良い意味での吹っ切れ具合が、このアルバムに限らずその後の作品でも2018年は目立ちました。
27位 JUJU『I』(2018.2.21)
I(初回生産限定盤)(DVD付) - JUJU
大人のアルバムと言いますか、自分がそれなりに年齢を重ねたからなのか、個人的に彼女の歌声が妙に胸に沁みるようになってきました。「かわいそうだよね(with HITSUJI)」は文句なしに2018年を代表するバラードですが、それだけに拘らず様々なタイプの楽曲を楽しめるのも高ポイント。
26位 上坂すみれ『ノーフューチャーバカンス』(2018.8.1)
ノ―フューチャーバカンス 【通常盤】 - 上坂すみれ
本人作詞の曲はほとんどないはずなのですが、全部そうだと思わせるほどの破壊力。ただ今作ではノーマルに良い曲と思わせるナンバーもあって、そのバランスの良さが高ポイントになりました。
25位 吉澤嘉代子『女優姉妹』(2018/11.7)
女優姉妹 (通常盤) - 吉澤嘉代子
あえて古風なテイストにしたようなサウンドが、ものすごくクセになる作品。タイトルや歌詞から読み取れる独自の感性も素晴らしいです。
24位 大森靖子『クソカワPARTY』(2018.7.11)
クソカワPARTY(CD2枚組+DVD) - 大森靖子
相変わらず筋が通っているアルバム。ただ核になる強烈な曲はいつもよりやや抑えていた印象もあったでしょうか。
23位 斉藤和義『Toys Blood Music』(2018.3.14)
Toys Blood Music (初回限定盤) - 斉藤和義
レビュー時にはピンと来ない面もありましたが、あらためてしっかり聴くと歌詞の説得力がやはり段違い。
22位 ヤバイTシャツ屋さん『Galaxy of the Tank-top』(2018.1.10)
Galaxy of the Tank-top(初回限定盤)(DVD付) - ヤバイTシャツ屋さん
ヤバTといえばユニークな歌詞ですが、2018年1月にリリースしたメジャー2ndは意外と手堅い印象がありました。ただ「ヤバみ」「ハッピーウェディング前ソング」などシングル収録曲の出来が非常に良いので、やはり年間TOP30は余裕で入ります。
21位 aiko『湿った夏の始まり』(2018.6.6)
湿った夏の始まり[通常仕様盤] - aiko
デビュー20周年のaikoのオリジナルアルバムも、いつも通り高値安定でした。
20位 SCANDAL『HONEY』(2018.2.14)
HONEY(初回生産限定盤) - SCANDAL
「テイクミーアウト」「恋するユニバース」だけでなく、それ以外の曲も粒揃い。もうアルバムが出るたびに間違いなしのクオリティーは必ず保証されている状況ですね。
19位 lyrical school『WORLD'S END』(2018.6.19)
WORLD'S END - lyrical school
2017年にメンバーが大きく入れ替わっているので当然かもしれませんが、以前レビューした『SPOT』と比べて随分クールな作品になった印象があって、その分更に音楽的に凝った作品に仕上がっている気がしました。アイドル楽曲大賞2位、1位がミニアルバムと考えるとオリジナルでは1位、確かに納得出来る内容です。最後まで聴いていて退屈させない、曲の途中でスキップしたくなる気にさせない楽曲ばかりが収録されていました。
18位 ゴールデンボンバー『キラーチューンしかねえよ』(2018.1.31)
キラーチューンしかねえよ - ゴールデンボンバー
ヤバTの成長も著しい昨今ですが、特徴ある歌詞とトラックはやはりこちらの方が元祖。シングル曲は所謂濃い曲中心ですが、「やさしくしてね」「ドンマイ」など単純に良い曲だと感じさせる楽曲が今作では特に耳に残りました。
17位 竹原ピストル『GOOD LUCK TRACK』(2018.4.4)
GOOD LUCK TRACK (初回限定盤) - 竹原ピストル
弾き語りのイメージかと思いきや、レゲエに近い曲調やネタ曲に近い内容もあり。彼らしさをふんだんに見せている中で一曲一曲の個性も非常に強く、かなり良い内容に仕上がっています。
16位 大阪☆春夏秋冬『SSFW』(2018.6.12)
SSFW - 大阪☆春夏秋冬
大手を除くと、女性アイドルグループは彼女たちが楽曲・歌唱力・パフォーマンスに至るまで完全に他を圧倒しています。アップテンポ以外の楽曲にもうひとつ課題があるでしょうか。
15位 あゆみくりかまき『大逆襲』(2018.3.28)
大逆襲(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付) - あゆみくりかまき
いまやロックな女性アイドルの代表格。熱いパフォーマンスと歌詞がストレートにリスナーにも伝わる作品で、もっとヒットして欲しかったところですが…。
14位 クリープハイプ『泣きたくなるほど嬉しい日々に』(2018.9.26)
泣きたくなるほど嬉しい日々に(通常盤) - クリープハイプ
クリープハイプのアルバムを上位に入れるのは数年前なら考えられなかったのですが、この作品は本当に素晴らしいです。かつて個人的に彼らの音楽を聴いて感じた閉塞感は全く存在せず、軽快で聴きやすくかつ本質をついた歌詞も散りばめられていました。
13位 Mrs.GREEN APPLE『ENSEMBLE』(2018.4.18)
ENSEMBLE (通常盤) - Mrs. GREEN APPLE
以前と比べて肩の力が抜けて、今のミセスの長所が全て出たようなアルバムになっています。リズムの使い方と音色の多さは、やっぱり群を抜いていると言って良いのではないでしょうか。2018年を代表する快作。
12位 Offical髭男dism『エスカパレード』(2018.4.11)
エスカパレード 通常盤 - Official髭男dism
2018年のJ-ROCKシーン、若手で一番知名度を上げたバンドだと思います。楽曲の隅々にセンスの塊が詰まっているようなアルバムでした。引き出しの多さは大きな魅力で、新しい元号が根付く頃には国民的バンドにまで成長する可能性もあります。
11位 ヤバイTシャツ屋さん『Tank-top Festival in JAPAN』(2018.12.19)
Tank-top Festival in JAPAN(初回限定盤)(DVD付) - ヤバイTシャツ屋さん
シングル曲は『Galaxy of the Tank-top』の方が印象的でしたが、アルバム初収録曲は年末出たばかりのこちらの方が色々な意味で出来良かったと思います。「君はクプアス」「大人の事情」など、発想力と目の付けどころが素晴らしすぎます。
10位 きゃりーぱみゅぱみゅ『じゃぱみゅ』(2018.9.26)
じゃぱみゅ(通常盤) - きゃりーぱみゅぱみゅ
ブレイク期の勢いとまでは言わなくとも、下降期の閉塞感はすっかり消えて自然な気持ちで聴けるアルバムです。やっぱり良いです。
9位 UNISON SQUARE GARDEN『MODE MOOD MODE』(2018.1.24)
MODE MOOD MODE (初回限定盤A) [CD+Blu-ray] - UNISON SQUARE GARDEN
リズムの小気味良さは現状ユニゾンの右に出るバンドがいない、とまで言いたくなるほどの素晴らしいアルバム。とにかく2018年のJ-ROCKで、ここまで胸のすくぐらい聴いていて気持ち良いアルバムはなかったです。ラストの「君の瞳に恋してない」の大団円感は特に完璧でした。
8位 エレファントカシマシ『Wake Up』(2018.6.6)
Wake Up(初回限定盤)(DVD付) - エレファントカシマシ
おそらくエレファントカシマシの全盛期はデビュー30年を経た今ではないか、とまで感じてしまう2018年の傑作ロックアルバム。歌声から放たれる説得力とパワーが完全に段違い。宮本節が冴え渡りまくってます。
7位 SHISHAMO『SHISHAMO 5』(2018.6.20)
SHISHAMO 5(通常盤) - SHISHAMO
前作『SHISHAMO 4』ほど際立った印象ではないですが、やっぱり相対的にこういうランキングを作ると個人としては上位に入れざるを得なくなります。核になる楽曲の完成度がやはり極めて高いです。
6位 Perfume『Future Pop』(2018.8.15)
Future Pop(通常盤)(DVD付) - Perfume
ブレイクして10年以上経ってもまだ攻めてる姿勢を、あらためて大きく評価したいです。
5位 星野 源『POP VIRUS』(2018.12.19)
【Amazon.co.jp限定】POP VIRUS(CD+DVD+特製ブックレット)(初回限定盤B)(星野源 POP VIRUS オリジナルA4クリアファイル D type付) - 星野 源
楽曲だけでなく、曲順・構成に至るまで本当に作り作り込まれていて、すごく考えられたアルバムに仕上がっています。良い意味で、ストリーミング時代に反旗を翻すアルバムと言って良いのかもしれません。
4位 宇多田ヒカル『初恋』(2018.6.27)
初恋 - 宇多田ヒカル
さすがに7年ぶりだった『Fantôme』ほどの感動はないにしても、歌詞・歌唱表現については明らかに群を抜いています。音も聴けば聴くほどに伝わる深さがあって、文句なしの年間最上位ランク。
3位 Negicco『MY COLOR』(2018.7.10)
MY COLOR(2CD/初回限定盤) - Negicco
オリジナルも4枚目ということで、これまでに感じたような新鮮さは少なくなりつつあります。ですが年齢とともに確実に成長している音楽が、当アルバムには間違いなく詰まっています。少しノスタルジックさを感じさせる作風も2018年においてはNegiccoにしか出せない味で、本当に見事。
2位 レキシ『ムキシ』(2018.9.26)
ムキシ(CD+DVD) - レキシ
反則級のゲストミュージシャンに、歴史だけでなく確固とした高い音楽性を余すところなく出した作風も見事。70〜80'sの雰囲気も残る音楽が散りばめられてる点は、それこそ20世紀後半の流行音楽の歴史までなぞられている印象もあります。
1位 チャットモンチー『誕生』(2018.6.27)
誕生(初回生産限定盤) - チャットモンチー
2018年は例年になく接戦で、本当に30枚全部同じ順位に入れたいくらいだったのですが、功労賞的な意味も入れて1位は今作という形にした次第。チャットモンチーの全盛期は間違いなくスリーピースバンドだった頃ですが、本当に面白かったのはむしろ2人になってから。時期によって大きく変遷する音楽性と、次々に生み出される新しいアイデア。それは完結となった2018年7月22日まで徹底していました。