2019年04月21日

平成回顧〜平成4年マイベスト30

〜主な出来事(世相)〜
・バルセロナオリンピック開催
・アルベールビル冬季オリンピック開催
・ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争始まる
・東京佐川急便事件
・東海道新幹線のぞみ運転開始
・バブル崩壊→就職氷河期に移行
・『クイズダービー』など、長寿番組が次々に放送終了
・長谷川町子死去・国民栄誉賞受賞
・新語・流行語→きんさんぎんさん、冬彦さん、宇宙授業、ほめ殺しなど

〜主な出来事(音楽・エンタメ)〜
・ミニディスク(MD)発売開始
・X JAPANが初の東京ドーム3days公演
・『クレヨンしんちゃん』放送開始
・死去→中村八大、いずみたく、松尾和子、岸洋子、尾崎豊
・解散→チェッカーズ
・デビュー→Mr.Children、L'Arc〜en〜Ciel(インディーズ)、ウルフルズ、大黒摩季、広瀬香美、シャ乱Q、SUPER MONKEY'S

1.浅い眠り/中島みゆき
2.北風〜君にとどきますように〜/槇原敬之
3.もう恋なんてしない/槇原敬之
4.世界中の誰よりきっと/中山美穂&WANDS
5.涙2(LOVEヴァージョン)/爆風スランプ
6.ZERO/B'z
7.雪が降る町/ユニコーン
8.眠れない夜を抱いて/ZARD
9.炎/冠 二郎
10.恋の行方/徳永英明
11.KISS ME/氷室京介
12.家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)/竹内まりや
13.涙のバケーション/Mi-Ke
14.もう涙はいらない/鈴木雅之
15.サーフィン・JAPAN/Mi-Ke
16.悲しきテディ・ボーイ/Mi-Ke
17.晴れたらいいね/Dreams Come True
18.決戦は金曜日/Dreams Come True
19.いつまでも変わらぬ愛を/織田哲郎
20.クリスマスキャロルの頃には/稲垣潤一
21.島唄/THE BOOM
22.もっと強く抱きしめたなら/WANDS
23.ホテル港や/石川さゆり
24.恋をしようよYeah! Yeah!/LINDBERG
25.Carry On/松任谷由実
26.いい女/ウルフルズ
27.君がいるだけで/米米CLUB
28.三都物語/谷村新司
29.糸/中島みゆき
30.もう笑うしかない/平松愛理


 この年の1位に選んだのは、ドラマ『親愛なる者へ』主題歌として大ヒットした中島みゆき「浅い眠り」。ドラマではタイトルをはじめとして各所に中島みゆきの楽曲がオマージュされたり挿入歌として使用されていました。この曲が収録されている『EAST ASIA』も同年に発売されましたが、そこに収録されている「糸」は後年別のドラマ主題歌に採用され、20年近く経ってからものすごく多くのアーティストにカバーされるスタンダードナンバーとなっています。

 中島みゆきに限らず、稲垣潤一「クリスマスキャロルの頃には」、浜田省吾「悲しみは雪のように」、サザンオールスターズ「涙のキッス」、高橋真梨子「はがゆい唇」、鈴木雅之「もう涙はいらない」など、ドラマ主題歌に起用されてミリオンあるいは自身最大セールスを記録するベテランアーティストが前年に続けて多く目立ち始めました。「悲しみは雪のように」は1981年発表曲のリメイク、ですのでランキングには入れていませんが1992年を代表するヒット曲として語り続けられています。

 前年「どんなときも。」でブレイクした槇原敬之は「もう恋なんてしない」で完全に地位を築いた形に。「北風〜君にとどきますように〜」は前年のシングルc/w曲にアレンジと冒頭サビを加えた形、原曲と構成が変わっているのでランキングには入れました。ドラマ主題歌がヒットするのはベテランだけでなく当時の若手でも共通で、米米CLUB「君がいるだけで」に至っては「ラブ・ストーリーは突然に」「SAY YES」も飛び越えて当時歴代3位のセールスを記録しています。

 ビーイング系が少しずつ台頭していくのもこの年。ZARDが「眠れない夜を抱いて」でブレイク、WANDSは中山美穂とのデュエットで知名度を上げ、その状況でCMソングとして大量オンエアされた「もっと強く抱きしめたなら」が年末〜翌年の年始にかけてロングヒット、一気にブレイクします。ランキングには入れていませんが大黒摩季もデビューしてすぐに大ヒット、T-BOLANも新曲が次々ヒットします。TUBE、B’zも引き続き好調、作曲家の織田哲郎までポカリスエットのCMソング「いつまでも変わらぬ愛を」を大ヒットさせます。アイドルに近い位置づけのMi-Keだけがセールス落ち気味でしたが…。ただ「悲しきテディ・ボーイ」「サーフィン・JAPAN」「涙のバケーション」など、ふた昔くらい前の洋楽をオマージュしたサウンドは子どもながらに親しみやすくて、むしろ他のビーイング勢よりも大好きでした。

 進研ゼミのCMソングとしてヒットした爆風スランプ「涙2(LOVEヴァージョン)」は、もう少し後世でも語られて欲しい名曲。この年2月〜3月リリースの楽曲だと、HOUND DOG「BRIDGE〜あの橋を渡るとき〜」やTHE ALFEE「Promised Love」が自身最大セールスを記録していますが、1992年単位でみるとそれ以降の楽曲に若干かき消されている印象もあります。

 9位に入れた冠二郎の「炎」は歌詞に英単語が入りまくる”ネオ演歌”。アイアイアイライク演歌と暑苦しく歌う楽曲はインパクト抜群で、ヒットして紅白歌合戦でも歌われましたが、この手の楽曲がそれ以降多くなったわけではなく。このジャンルは良くも悪くもカラオケ需要が多くなったことで、歌いやすいスタンダードな楽曲は増えましたが、聴き応えのある楽曲は昭和と比べると明らかに減少傾向に入りました。伍代夏子や藤あや子、香西かおりなど着物が似合う美人女性演歌歌手が次々出てきたこの時期は良いのですが、特に1990年代後半に入るとセールス・人材育成ともに大変苦しい時期になっていきます。この年の紅白で歌われた楽曲だと石川さゆりの「ホテル港や」は「天城越え」に匹敵するくらい迫力ある名曲なのですが、ヒットに関しては全然でした。

 年々更新されるアルバムの歴代セールス記録は、1992年発売のドリカムのアルバム『The Swinging Star』が更に上をいく形に。「晴れたらいいね」はNHK連続テレビ小説で、史上初めて主題歌として起用された楽曲になります。

 THE BOOMの「島唄」は翌年のヒットですが、初出は1992年の12月。今ではもう完全に沖縄・ブラジル・アルゼンチンを代表する、世界に誇れる日本の名曲です。この年デビューしたウルフルズ、「いい女」もライブの定番として当時よりもブレイク以降に知名度が高くなった楽曲と言って良いでしょうか。

 ベテランの再評価も多く、新しいアーティストのブレイクも多く、それゆえにヒット曲も名曲も多く。毎週地上波で放送される音楽番組は数年前と比べて完全に減少して目立たなくなりましたが、その割にはかえって非常に層が厚くなった一年のような気がします。CDセールスも、この年から2000年にかけて目に見えて多くなります。バブル崩壊が始まった時期ですが、CDに関してはむしろここからがバブル経済といった勢いでした。

posted by Kersee at 18:13| Comment(0) | 平成マイベスト30 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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