・記録的な猛暑による水不足
・リレハンメル冬季オリンピック開催
・中華航空140便墜落事故
・アパルトヘイト撤廃
・イチロー・シーズン最多安打記録を樹立
・松本サリン事件発生
・関西空港開港
・プレイステーション、セガサターン発売開始
・流行語→すったもんだがありました、同情するならカネをくれ
〜主な出来事(音楽・エンタメ)〜
・HEY! HEY! HEY!放送開始
・すべての歌に懺悔しな!!論争
・死去→安井かずみ、藤島桓夫、中川勝彦
・解散→TMN
・デビュー→GLAY、TOKIO、ゴスペラーズ、hitomi
1.春よ、来い/松任谷由実
2.月/桑田佳祐
3.Hello, my friend/松任谷由実
4.サレンダー/布袋寅泰
5.アリよさらば/矢沢永吉
6.すき/Dreams Come True
7.空も飛べるはず/スピッツ
8.夏を抱きしめて/TUBE
9.ゆずれない願い/田村直美
10.HEART/CHAGE&ASKA
11.早くしてよ/久宝留理子
12.歩いて帰ろう/斉藤和義
13.innocent world/Mr.Children
14.こんなにそばに居るのに/ZARD
15.Tomorrow never knows/Mr.Children
16.Rusty Nail/X JAPAN
17.風と雲と私/熊谷幸子
18.月ひとしずく/小泉今日子
19.WINTER SONG/Dreams Come True
20.この愛に泳ぎ疲れても/ZARD
21.永遠のパズル/橘いずみ
22.Don't Leave Me/B'z
23.everybody goes〜秩序のない現代にドロップキック〜/Mr.Children
24.IT'S ONLY LOVE/福山雅治
25.Hello! Orange Sunshine/JUDY AND MARY
26.恋しさとせつなさと心強さと/篠原涼子 with t.komuro
27.瞳そらさないで/DEEN
28.空と君のあいだに/中島みゆき
29.survival dAnce〜no no cry more〜/trf
30.DAYDREAM/JUDY AND MARY
トップに入れた松任谷由実「春よ、来い」は平成全体を振り返っても確実に上位に入るナンバー。もしかすると今の日本では童謡よりもこちらの方が定着しているかもしれません。「Hello, my friend」も1994年を代表する超名曲、この2曲が収録されたアルバム『THE DANCING SUN』は何度となく聴きました。1990年代の中では5本の指に入る名作だと思います。
桑田佳祐「月」もまたソロで歌う彼の真骨頂と言えるナンバー。「春よ、来い」もそうですが、J-POPに和のテイストを強く感じさせる両曲がこの年は大変印象的でした。長渕剛との騒動もありましたが…。
布袋寅泰の「サレンダー」も名曲。楽曲といい歌詞といい持ち前のギター演奏といい、完成度が極めて高いです。矢沢永吉の「アリよさらば」はなんと本人主演のドラマ主題歌。1990年代の永ちゃんの代表曲。
ドリカムの「すき」は多くある中でも最高傑作と言って良い作品。非常に短いリリック、”すき”という一言をこれだけ情感豊かに表現している楽曲は他にないでしょう。TUBEの「夏を抱きしめて」も特にラストで転調する展開が素晴らしく、こちらもグループの中で最高傑作と呼べる作品。スピッツ「空も飛べるはず」は、どちらかと言うと2年後ドラマ『白線流し』主題歌に起用されて知名度を大きく上げた1曲と言って良いでしょうか。チャゲアスの「HEART」も徹底的に歌い上げるサビが、聴いていても歌っていても大変気持ち良いです。
田村直美「ゆずれない願い」はアニメ『魔法騎士レイアース』OPテーマとして大ヒット。一部ではアニソン歌手というイメージもありそうですが、ブレイクはその前の「永遠の一秒」、当時深夜で山のようにオンエアされたカメリアダイヤモンドのCMソング。久宝留理子や橘いずみといったロック系女性ボーカル系統です。その2人もそれぞれ「早くしてよ」「永遠のパズル」が素晴らしい内容で、ヒットしています。
斉藤和義「歩いて帰ろう」は『ポンキッキーズ』のOPテーマ、スタンダードソングとして今はライブの定番曲。この曲は気がつけば知っていたという認識です。そしてこの年の音楽として外せないのがMr.Children。前年11月の「CROSS ROAD」が年が変わるまでヒットするロングセラー、その次の「innocent world」で一気に大ブレイク。そしてドラマ『若者のすべて』主題歌の「Tomorrow never knows」、約1年の短い期間で一気に日本を代表するトップアーティストに躍り出ます。ジュンスカや筋肉少女帯を擁した新興レーベル・トイズファクトリーもまた、彼らのヒットで一気に有力なレーベルになりました。
同じく前年台頭し始めたエイベックス、trfもまたこの年ミリオンセラーを連発、国民的グループになっていきます。この年TMNの活動を終了した小室哲哉は本格的にプロデュース業に進出、早速篠原涼子を歌手としてブレイクさせます。「恋しさとせつなさと心強さと」のタイアップは映画『ストリートファイターU MOVIE』、そういえば格闘ゲームが完全に定着したのも平成初期の出来事でした。
メガヒットが続出する中で清涼剤と言えるのがドラマ『夏子の酒』主題歌の熊谷幸子「風と雲と私」でしょうか。シンプルなメロディーと歌声で聴かせる楽曲は、この年においては貴重な存在でした。
この年は名曲が非常に多い一年で、ベスト30に入り切らない楽曲も他と比べてかなり多かったです。奥田民生のソロデビュー、松田聖子にTOKIO、LUNA SEAやSMAP辺りも本来外したくないところでしたが、とりあえずこの辺りで…。