2019年04月23日

平成回顧〜平成12年マイベスト30

〜主な出来事(世相)〜
・シドニーオリンピック開催
・パラパラブーム
・ストーカー規制法施行
・二千円札・新五百円硬貨発行
・加藤の乱
・有珠山噴火
・地下鉄大江戸線全線開通
・PlayStation 2発売開始

〜主な出来事(音楽・エンタメ)〜
・BSデジタル放送開始
・おっはーが流行語に
・槇原敬之が覚せい剤取締法違反で逮捕
・アニメ『ONE PIECE』放送開始
・「だんご3兄弟」大ヒット
・死去→井上大輔
・解散→SPEED、LUNA SEA、ポケットビスケッツ、BLANKEY JET CITY、WANDS
・デビュー→氷川きよし、鬼束ちひろ、愛内里菜、LOVE PSYCHEDELICO、AI、倖田來未、水樹奈々

1.HOTEL PACIFIC/サザンオールスターズ
2.桜の時/aiko
3.嗚呼、青春の日々/ゆず
4.Everything/MISIA
5.罪と罰/椎名林檎
6.My Sweet Darlin'/矢井田瞳
7.ヘッドライト・テールライト/中島みゆき
8.けもの道/Cocco
9.恋愛レボリューション21/モーニング娘。
10.SATURDAY NIGHT/BLANKEY JET CITY
11.ESCAPE/MISIA
12.mottö/JUDY AND MARY
13.サウダージ/ポルノグラフィティ
14.NEVER GONNA GIVE YOU UP/倉木麻衣
15.ギブス/椎名林檎
16.NOT FOUND/Mr.Children
17.LIFE feat.bird/MONDO GROSSO
18.桜坂/福山雅治
19.山河/五木ひろし
20.PLEASE SMILE AGAIN/安室奈美恵
21.地上の星/中島みゆき
22.angel song−イヴの鐘−/the brilliant green
23.ミュージック・アワー/ポルノグラフィティ
24.HEY!/福山雅治
25.even if/平井 堅
26.さよなら大好きな人/花*花
27.愛情/小柳ゆき
28.ホタル/スピッツ
29.月光/鬼束ちひろ
30.アゲハ/斉藤和義


 恋愛バラエティ番組が人気を博し始めた時期で、「TSUNAMI」「桜坂」にTUBE「虹になりたい」、GLAY「とまどい」はこの年『ウンナンのホントコ!』内のコーナー『未来日記』シリーズの主題歌として大ヒットしました。特に「TSUNAMI」「桜坂」はそれぞれ自身最大セールスを記録しています。「TSUNAMI」の同日発売がモーニング娘。「恋のダンスサイト」に椎名林檎「ギブス」「罪と罰」、THE YELLOW MONKEYにポルノグラフィティに鈴木あみもいて空前のラインナップでした。「TSUNAMI」は年始に初めて聴いた時に良い曲だとは思いましたが、モー娘。や椎名林檎を凌ぐほどの記録的なヒットになることはさすがに予期できなかったです。ただ個人的にサザンに関しては、「TSUNAMI」以上に「HOTEL PACIFIC」が大傑作という認識です。歌謡曲とJ-POPにロックを融合したような楽曲は、20世紀を締めくくるに相応しい内容でした。

 「花火」「カブトムシ」がヒットしたaikoは、「桜の時」とアルバム『桜の木の下』で完全に人気アーティストの地位を築きました。独特のコード進行とメロディーは今までにない感覚の上に心地良く、多くの人の共感を呼ぶ歌詞も良く。20年近く経った現在でも安定した人気を継続しています。

 ゆずも「嗚呼、青春の日々」が素晴らしい内容。上手いと言うよりも、歌声と演奏が本当に心に響く楽曲です。

 MISIAはドラマ『やまとなでしこ』の主題歌「Everything」が最大ヒットを記録、その前の「ESCAPE」も彼女でしか表現できない難曲でものすごい迫力でした。椎名林檎は「ギブス」「罪と罰」の同時リリースが話題になり、どちらも大ヒット。アルバム『勝訴ストリップ』も時代の先をいくような内容に仕上がっていて、独特の個性を爆発させていました。

 矢井田瞳はこの年メジャーデビュー。椎名林檎を意識した…と言われた当初でしたが「my sweet darlin'」で個性を確立。同じ年にブレイクした女性ソロは多く、倉木麻衣は前年末「Love, Day After Tomorrow」から立て続けに連続リリースして大ヒット。鬼束ちひろもドラマ『TRICK』主題歌の「月光」がロングセラー、小柳ゆきも圧倒的な歌唱力と若さで前年「あなたのキスを数えましょう〜You were mine〜」がロングセラーでその後の「愛情」「be alive」も大ヒットさせました。デュオでは花*花が有線から話題になって「あ〜よかった」をヒットさせています。直後のドラマ主題歌「さよなら大好きな人」も良かったです。

 『プロジェクトX』で話題になった中島みゆきの「地上の星」「ヘッドライト・テールライト」が両A面シングルとしてリリースされたのはこの年。その後3年近くヒットチャートに入る超ロングセラーになっています。

 この年から翌年にかけてバンドの解散が相次ぎます。BLANKEY JET CITYの「SATURDAY NIGHT」は疾走感と寂しさに満ち溢れたラストシングル、JUDY AND MARYの「mottö」もどことなく翌年の解散を予期させるような内容。Coccoも翌年に活動休止、「けもの道」発表時点でそういう兆しはなかったですが…。間奏の叫びが象徴しているように、魂を削って作られた芸術作品といった印象で衝撃的な楽曲でした。

 前年の「アポロ」が話題になったポルノグラフィティもこの年の「ミュージック・アワー」「サウダージ」で大ブレイク、人気アーティストの一員に名乗り出ます。男性アーティストだと、平井堅も「楽園」で紅白歌合戦初出場を果たしたこの年のブレイク組。
 
 MONDO GROSSOはbirdをゲストボーカルに迎えた「LIFE」がCMソングとしてオンエアされて、おおいに耳に残りました。演歌では五木ひろしの「山河」が印象的で、初めて聴いた時点で紅白の大トリになると確信しましたが実際その通りに。小椋佳作詞・堀内孝雄作曲の大変スケールの大きい、まさに日本の原風景を思い起こさせる名曲でした。

 20世紀ラストの名曲として挙げるとすれば間違いなくモーニング娘。「恋愛レボリューション21」。メンバーの増減はこの頃から頻繁に行われるようになりましたが、加わったメンバーもまたいずれも非常にかわいい上に超・超・超いい感じに個性的。前年から始まった全盛期は、まだしばらく続きます。
posted by Kersee at 22:06| Comment(0) | 平成マイベスト30 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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