・FIFAワールドカップ日韓同時開催
・ソルトレイクシティ五輪開催
・北朝鮮から拉致された日本人5人が帰国
・タマちゃんをはじめとする癒し系キャラクターが人気になる
・完全週5日制のゆとり教育スタート
〜主な出来事(音楽・エンタメ)〜
・CCCD発売開始
・アニメ『NARUTO-ナルト-』放送開始
・死去→村田英雄
・解散→19、LINDBERG、SIAM SHADE、FIELD OF VIEW、NUMBER GIRL
・デビュー→タッキー&翼、Perfume、ASIAN KUNG-FU GENERATION、ORANGE RANGE、フジファブリック、元ちとせ、一青窈、柴咲コウ、上戸彩、day after tomorrow
1.証/ZONE
2.FANTASISTA/Dragon Ash
3.オジー自慢のオリオンビール/BEGIN
4.My Gift to You/CHEMISTRY meets S.O.S
5.恋の歌謡日/ゆず
6.Mugen/ポルノグラフィティ
7.アゲイン2/ゆず
8.二人のアカボシ/キンモクセイ
9.君が好き/Mr.Children
10.果てなく続くストーリー/MISIA
11.花唄/TOKIO
12.真実の詩/Do As Infinity
13.アンダンテ/矢井田瞳
14.Ring/平井 堅
15.そうだ!We're ALIVE/モーニング娘。
16.陽のあたる坂道/Do As Infinity
17.熱き鼓動の果て/B'z
18.FUNKASTIC/RIP SLYME
19.北風と太陽/YeLLOW Generation
20.Feel fine!/倉木麻衣
21.Voyage/浜崎あゆみ
22.島人ぬ宝/BEGIN
23.Life goes on/Dragon Ash
24.赤いランプ/aiko
25.Wishing On The Same Star/安室奈美恵
26.恋のマイレージ/RAG FAIR
27.桃色片想い/松浦亜弥
28.幸せについて本気出して考えてみた/ポルノグラフィティ
29.眠れぬ夜は君のせい/MISIA
30.under the sun/Do As Infinity
この年CCCDが発売されます。個人的に生活が変わったことによって徐々に音楽離れしていった一年でしたが、CCCDの扱い辛さがそれに拍車を掛けたのは言うまでもありません。翌年以降導入されたレーベルゲートCDはもっと酷かったです。2000年代前半は自分の生涯の中でも一番音楽を聴かなかった時期ですが、結果的にそれはCCCD導入期間と大きく重なっています。音楽ソフトの売上低下を防ぐために導入されたという認識ですが、正直余計に酷くしただけのような…。
というわけで、この年1位にしたのは前年に引き続きZONEで「証」。ダークな曲調とMIYUの歌声が完璧なまでにマッチしていた楽曲でした。解散後ソロシンガーでも本来もっとやっていけたはずなのですが、どうしたものでしょうか…。
Dragon AshはCMソングで「Life goes on」、FIFA W杯関連で「FANTASISTA」が大ヒット。この頃になるとラップよりも激しいロック音楽を押し出したような音楽性、ミクスチャーロックという言葉が一般的になるのもこの頃からでしょうか。ラップといえばこの年はRIP SLYME、KICK THE CAN CREW、ケツメイシや麻波25といったラップを主体とするグループが次々にヒットし始めます。これまでラップ=ヒップホップという認識も個人的にありましたが、必ずしもそうとは言い切れなくなり始めます。
ヒットシーンとはほぼ関係ない後追いですが、BEGINの「オジー自慢のオリオンビール」が発表されたのはこの年。沖縄の人ならみんな知っているオリオンビールのCMソング。ライブだと必ず盛り上がる曲です。この年は「島人ぬ宝」が評価され、NHK紅白歌合戦にも初出場を果たしています。ロングセラーになった「涙そうそう」も最初の発売は2000年ですが、売れたのは前年下半期から2004年辺りにかけて。1990年代後半とは全く違う形で、沖縄の音楽が再び広く評価された時期でした。元ちとせの「ワダツミの木」もデビュー早々大ヒット、これも沖縄に近い奄美大島の要素が入っています。
CHEMISTRYがSkoop On Somebodyと組んだ「My Gift To You」はこの年を代表するクリスマスソング。美しいハーモニーが印象的な名曲です。
ゆずも引き続き好調。企画色の強い「恋の歌謡日」は印象深かったですが、後年なかなかベストアルバムに収録されなくて大変でした。同時期に発表された「アゲイン2」も名曲です。
ポルノグラフィティ「Mugen」はFIFA W杯のNHKテーマソング。MISIA「果てなく続くストーリー」もまたソルトレイクシティ五輪のNHKテーマソング。当時スポーツ中継はかなりテレビで見ていたので、歌に関しても思い入れは強いです。
キンモクセイ「二人のアカボシ」もこの年初頭を飾る名曲。ヒットは後であまり続かず、年末も紅白歌合戦以外で振り返られなかった印象があるのは謎でしたが…。
エイベックス系は引き続き浜崎あゆみの絶頂期でしたが、一番良い曲を発表し続けていたのはDo As Infinityではないかと思います。前年はシングルリリースラッシュ、この年は「陽のあたる坂道」「真実の詩」といった芸術的なメロディーと編曲に彩られた名曲が大変印象に残りました。あとはBoAのブレイク、島谷ひとみの「亜麻色の髪の乙女」リバイバルヒットが大きなトピックでしょうか。特に日韓の音楽を語る上で、BoAや翌年デビューする東方神起の活躍を外すことは出来ません。
ハロプロ系は前年デビューした松浦亜弥が大人気、藤本美貴もソロデビューで勢いに乗ります。モーニング娘。も相変わらず大人気でしたが、7月の大改編・ファンの間ではハローマゲドンと言われた発表をキッカケに少しずつ一般的な人気が下がり始めます。
アカペラブームもテレビ番組をキッカケに巻き起こり、RAG FAIRがヒットしたのもこの年でした。また前年名曲を生んだ『キッズ・ウォー』からは、YeLLOW Generationの「北風と太陽」がヒットします。